絹姫サーモン

絹姫サーモンの生物写真

ヤマメ掛け合わせ。体長60センチ前後になる。サケ型、体側にニジマス同様うっすら赤い帯が走る。

魚貝の物知り度 ★★★★
知っていたら達人級
食べ物としての重要度 ★★★
一般的(流通量は多くも少なくもない)
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区真骨亜区正真骨下区原棘鰭上目サケ目サケ亜目サケ科サケ属
外国名
学名
漢字・由来
なし
地方名・市場名
なし

概要 ▽

生息域

淡水魚[トラウトタイプ]。
養殖用3倍体。愛知県

生態

ホウライマス(無紋型ニジマス 雌)、アマゴ(雄)の三倍体。

基本情報

ニジマス母体の3倍体。
3倍体には様々な利点があり、各地で開発が行われている。
絹姫サーモンにはヤマメと掛け合わせたものとイワナと掛け合わせたものの2種あり、身色、味に違いがある。
本種は味のいい2種を掛け合わせたもので、愛知県の新しい産物として期待されている。
絹姫サーモン紅のフィレ絹姫サーモン紅と絹姫サーモン白の色の比較
絹姫サーモン紅
ホウライマス(ニジマス)メスとアマゴ(陸封型サクラマスオスとの掛け合わせ
絹姫サーモン白のフィレ絹姫サーモン紅と絹姫サーモン白の色の比較
絹姫サーモン白
ホウライマス(ニジマス)メスとイワナオスとの掛け合わせ

水産基本情報

市場での評価 地域的産物で流通にはのっていない。海外のアトランティックサーモンやサーモントラウトとの競合に勝てるか不明。
内水面養殖魚
生産地 愛知県淡水養殖漁業協同組合(愛知県北設楽郡設楽町豊邦字豊詰27番地)

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

品質は安定している。鰓が鮮紅色で身がはって硬いもの

味わい

3倍体なので旬はない。
非常に美しい赤い身。
脂がのっている。
皮は硬い。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

調理法
刺身、ムニエル、フライ
絹姫サーモンの刺身
刺身 刺身は淡水養殖魚のなかでもトップクラス。
海水養殖のサーモントラウトにも引けを取らない。
バターとの相性がよくムニエルにして美味。
フライも美味。

好んで食べる地域・名物料理

愛知県。

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

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■活けとしては愛知県だけでの取り扱い。しめて地方発送ができる
■まずは歴史をさかのぼる。絹姫サーモンは愛知県淡水養殖漁業協同組合と愛知県水産試験場内水面漁業研究所が開発した三倍体である。それまで愛知県水産試験場鳳来養魚場には斑紋のないニジマス(鳳来鱒 ホウライマス)の存在があり、1988年から無紋のニジマスとイワナ、ニジマスとアマゴ(陸封型のサクラマス)との掛け合わせによる3倍体2種の開発が始まる。これが出荷できることとなったのが1999年のことなのである。愛知県淡水養殖漁業協同組合ではニジマスイワナの掛け合わせを「にじいわ」、ニジマスアマゴを「にじあま」と呼んでいる。

絹姫サーモン(紅)
ニジマスは成長が早く大きくなる。これに対してアマゴは陸封されたサケ科のなかでもいちばん味がいいとされている。これを掛け合わせ3倍体を作ることで味も身の色合いもよく、味のいい、大型の養殖魚となった。それが絹姫サーモン紅(紅とはぼうずコンニャクがニジマス、アマゴタイプに仮につけたもの)である。
■味は抜群にいい。とにかく刺身にして美しく、脂ののりも強すぎず、食感も優れている。これは明らかに競合するサーモントラウト(陸封型のニジマスと降海型のスティールヘッドとの三倍体。海で養殖)よりも勝っている。非常に脂が上品なので繊細なフレンチや懐石料理にももってこいだろう。また当然、寿司ネタとしても上物。またマリネー、フライ、ムニエル、シュエにも使える。
絹姫サーモン(白)
イワナは病気には強いが警戒心に富み養殖が難しい。ホウライマス(ニジマス)は大きくなり、成長が早いが病気に弱い。この2種を掛け合わせることで病気に強く、成長が早い大型の養殖魚となったのだ。
■この白は味わいからすると紅に対して少々劣っている。ただし養殖用のサケとしては脂ものっていて、旨味もある。また食感のよさは特筆すべきだ。また最近では養殖された生食用サケに赤系統のものが多く、このように一見白身に近いものは皆無なのである。飲食店業界や寿司屋などでは、この身色に商品価値を見いだすものと思われる。刺身、寿司ネタのほかにもムニエル、マリネー、フライなども美味である。

参考文献 ▽

協力/愛知県淡水養殖漁業協同組合


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