ミナベヒメジ

ミナベヒメジの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
体は細長くやや側へんする。頭部と躯幹部の地色 は白色から桃色、吻端から尾柄にかけて3本の褐色縦帯が走り、中央の縦帯は眼を通過する(この帯はほとんど見えないものもある)。ヒゲは短く白色。背縁は吻近くで直線、もしくはわずかにくぼむ。尾柄部に暗色の斑紋がない(もしくは非常に薄い)。吻近くから背面にかけて白い(赤みがかった白)い筋状のものがある。[長崎県産]
体は細長くやや側へんする。頭部と躯幹部の地色 は白色から桃色、吻端から尾柄にかけて3本の褐色縦帯が走り、中央の縦帯は眼を通過する(この帯はほとんど見えないものもある)。ヒゲは短く白色。背縁は吻近くで直線、もしくはわずかにくぼむ。尾柄部に暗色の斑紋がない(もしくは非常に薄い)。吻近くから背面にかけて白い(赤みがかった白)い筋状のものがある。。[三重県熊野市産 27.7cm SL、重さ680g]
体は細長くやや側へんする。頭部と躯幹部の地色 は白色から桃色、吻端から尾柄にかけて3本の褐色縦帯が走り、中央の縦帯は眼を通過する(この帯はほとんど見えないものもある)。ヒゲは短く白色。背縁は吻近くで直線、もしくはわずかにくぼむ。尾柄部に暗色の斑紋がない(もしくは非常に薄い)。吻近くから背面にかけて白い(赤みがかった白)い筋状のものがある。
体は細長くやや側へんする。頭部と躯幹部の地色 は白色から桃色、吻端から尾柄にかけて3本の褐色縦帯が走り、中央の縦帯は眼を通過する(この帯はほとんど見えないものもある)。ヒゲは短く白色。背縁は吻近くで直線、もしくはわずかにくぼむ。尾柄部に暗色の斑紋がない(もしくは非常に薄い)。吻近くから背面にかけて白い(赤みがかった白)い筋状のものがある。
写真の個体の体長27.7mm、重さ680g。体色は白く、尾柄部に暗色の斑紋がない。吻近くから背面にかけて赤い縦筋状のものがあり、1本は目を通過する。[長野淳さん(熊野市)撮影]
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ヒメジ科ウミヒゴイ属
外国名
Pointed goatfish
学名
Parupeneus biaculeatus (Richardson, 1846)
漢字・学名由来

漢字/南部比売知 Minabehimeji
由来・語源/ヒメジ科であり、国内で最初に発見されたのが和歌山県みなべ町(南部)であったため。
和名提唱者/池田博美、中坊徹次(2015)

Richardson
ジョン・リチャードソン(Sir John Richardson 1787-1865 スコットランド)、博物学者、魚類学者(ichthyology)。
地方名・市場名
グジダー
参考『種子島の釣魚図鑑』(鏑木紘一 たましだ舎 2016年) 場所鹿児島県種子島 

概要

生息域

海水魚。
山口県の日本海沿岸、和歌山県[熊野市]・みなべ町、[長崎県長崎市]、熊本県天草、宮崎県、鹿児島県。
中国南シナ海、ベトナム、インドネシアの小スンダ列島。

生態

基本情報

ウミヒゴイ属は流通上厳格な分類はなされていない。特にホウライヒメジ、オキナヒメジ、ウミヒゴイなどはよく見かけるが都内ではすべて「おじさん」などと曖昧な呼び名が使われている。
本種もこの3種の荷に混ざって入荷していた可能性がある。

水産基本情報

市場での評価/まだ流通上見ていない。
漁法/定置網
産地/鹿児島県

選び方・食べ方・その他

選び方

生きている時は背中から頭部にかけての白いラインが明確に見える。古くなると退色する。

味わい

旬は不明。2017年11月の個体は脂がのっていた。
鱗は大きく薄い。皮は薄く熱に弱い。骨はあまり硬くはない。
赤みがかった白身で熱を通しても硬く締まらない。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ミナベヒメジの料理法・レシピ・食べ方/生食(刺身、皮霜造り)、煮る(まーす煮)
ミナベヒメジの刺身 水洗いして三枚に下ろして皮霜造りと刺身にしてみた。身自体に強いうま味と甘味がある。食感もよく非常に美味である。皮は少し厚く強いが強い甘みがあっておいしい。刺身、皮霜造りともに絶品だ。

ミナベヒメジのまーす煮 水洗いして適宜に切る。これを強めの塩水で短時間煮強火で煮上げる。強火で煮ることでうま味と脂が適度に煮汁に染み出してくる。この煮汁で煮る豆腐が実に味わい深い。身が硬く締まりすぎないので身離れがよくおいしい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど