ウスムラサキエゾボラ

ウスムラサキエゾボラの生物写真

殻長(貝殻の高さ)10センチ前後になる

魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★
美味
分類
軟体動物門腹足綱前鰓亜綱新腹足目エゾバイ科エゾボラ属
外国名
Winckle
学名
Neptunea purpurea Tiba,1983
漢字・由来
漢字 薄紫蝦夷法螺
由来・語源 千葉蘭兒の命名。色合いから。
地方名・市場名
シマツブとも。

概要 ▽

生息域

海水生。北海道南東岸以北、カムチャツカ半島。

生態

基本情報

北海道東部釧路などから入荷してくる多彩なツブに混ざるもの。
Bつぶなどと呼ばれ、エゾボラ属のなかでは評価が低い。

水産基本情報

市場での評価 Bツブとしてクリイロエゾボラなどとともに入荷。やや高値。
漁法 カゴ漁
産地 北海道

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

原則的に生きているもの。粘液などを出していないもの。

味わい

旬は初夏から秋
貝殻は厚く硬い。
足は白く、黒いゴマ状の斑紋がある。熱を通してもあまり硬くならない。
含まれる毒・テトラミンについて
■ 足を割るとクリーム色の柔らかなゼリー状の物体がある。これが唾液腺。ここにテトラミンが含まれている。
■ 主にNeptunea(エゾボラ属)の巻き貝の唾液腺に含まれる。
■ Neptunea(エゾボラ属)以外にはスルガバイ(エゾバイ科エゾバイ属Buccinumのスルガバイ、フジツガイ科のアヤボラなどにも含まれる。
■ 発症する唾液腺の量は個人差がある。
■ 食べると後頭部の激しい痛み、目眩、酒に酔ったような状態になり、吐き気、眼底の痛みをともなう。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

調理法
刺身、酒蒸し
刺身 貝殻から抜き、わたはゆで、足は塩もみして水洗いする。シコシコとした心地よい食感が楽しめ、甘みがある。
酒蒸し 熱を通してもあまり硬くならず、貝らしいうま味と甘みがある。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

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エゾボラ属のABは「A つぶ」=「エゾボラ」、「Bつぶ」はエゾボラモドキを中心にエゾボラ以外と考えていいかも?
フジイロエゾボラ、ドウナガエゾボラなどと混ざって入荷してくる。。
刺身はなかなかうまいし、歯触りもいい。煮る、焼くとヒメエゾボラと同様に使える。
特徴 色合い薄茶色もしくは透明感のある白。ずんぐりしていて、拳(こぶし)状、貝殻が硬い。螺肋(貝殻にある筋)は数が少なく強い。赤紫の太い螺肋と螺肋の間には非常に細かい螺肋がある。
北海道釧路産ウスムラサキエゾボラ北海道釧路産ウスムラサキエゾボラ
北海道様似産ウスムラサキエゾボラ北海道様似産ウスムラサキエゾボラ
北海道白糠産ウスムラサキエゾボラ北海道白糠産ウスムラサキエゾボラ

参考文献 ▽

『北の貝の仲間たち』(樋口滋雄)『日本近海産貝類図鑑』、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)


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