軟体動物門頭足綱八腕目マダコ科
マダコ
Octopus vulgaris Cvier.1707
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魚貝の物知り度/★★★★ これは常識
食べ方◆ 茹で蛸/柔らか煮/刺身/天ぷら
◎非常に美味
市場での評価・取り扱われ方◆
■年々減少しているように思える。入荷が少なく、高値安定。
■市場には主にゆでた状態でくる。生は少なく、主に活魚。
マダコの基本◆
■日本人にはもっとも日常的な魚貝類のひとつ。
■玩具や絵画(大和絵や大津絵など)でも主役となっている。
■タコの種類は多いが食用として主要なものは本種とミズダコ。北のミズダコに対して本種は南方種ともいえる。
■タコの卵を干したもの、もしくは塩蔵したものを「海藤花(かいとうげ)」という。
■旬は夏という概念があるが、関東近辺のものは冬の方が味がいいように思う。
生息域◆常磐と能登半島以南、日本各地。
生態◆
産卵期は瀬戸内海では6月〜9月前後でピークは6月と9月の2回。産卵期は地域によって違う。
寿命は約1年。
大きさ◆60センチ前後になる
漁獲方法◆底引き網/蛸壺(箱)/釣り
漢字◆「蛸」、「真蛸」、「真章魚」。
由来◆
「た」は手、「こ」はたくさん。手がたくさんの意味。
「た」は手で、「こ」はナマコの意。
「てなが」が転訛したもの。
「てこぶ(手瘤)」の意。
鱗がないため「膚魚」の意。
足が多いことから「多股」の意。
呼び名・方言◆市場では単に「たこ」。
釣り◆東京湾名物にタコ釣りがある。「てんや」と呼ばれる道具にイシガニを括りつけてタコをのせる。
◆食べてみる◆
 なんといっても活きのいいのをよく揉んで茹で揚げたものがいちばんうまい。特に茹でたてを腕一本切り落としかぶりつくのがよい。
 他には柔らか煮。料理屋で作る柔らか煮は炭酸を使ったものが多いが、これをことことと蒸らすように長時間かけて作るほうが風味があっていい。
 刺身は今や「はやり」でもあるが、うまいことはうまいがゆでたものと比べると落ちるように思える。
 好みでよく作るのが天ぷらである。これがなかなかうまくいかない。この天ぷら、明石の魚棚商店街で買ったものが最高であった。これを、ソースで食べるのが我が家庭の味である。
隠岐島後『久見特産』のマダコの握りはここから!
寿司に関しては寿司図鑑へ!
参考/広辞苑、『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)
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市場で売られているタコ
 写真は築地場内のタコ専門の店『西文』。築地には他にもタコを専門に扱う店は多いが、この『西文』の店先がいちばん情緒がある。産地別に何種類ものタコは口を上に向けて売られている。足の付け根、肛門ではないかというのが口であり、吸盤を表にして売るのが市場の流儀なのである。
マダコで作ったゆでたこ
国産のマダコをゆでると小豆色になる。市場でこの色合いのタコは高いと憶えておこう。国産、輸入の色合いを知っていると、料理店などで出されたものの価値がわかる
アフリカ産タコで作ったゆでたこ
外国産のタコをゆでるとこの色合い。国産と比べて安い