腹足綱前鰓亜綱真腹足目
エゾバイ科バイ属
バイ
Balylonia japonica(Reeve,1842)
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魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級
食べ方◆煮る/酒蒸し
○美味
市場での評価・取り扱われ方◆入荷量の少ないもの。値段は高い。
毒性◆
過去に中毒例がある。
ひとつは1965年、静岡県沼津産のバイを食べて視力減退、瞳孔拡大、言語障害、口渇などの症状がでた。原因物質はネオスルガトキシン、プロスルガトキシン。
1957年には新潟県寺泊で、1980年には福井県でフグ毒として有名なテトロドトキシンによる中毒があった。
バイの基本◆
べいごま(貝独楽)の起源は本種など巻き貝の殻で独楽を作ったことにある。
笛にもなり「貝笛」と呼ぶ。
船の付着物(フジツボなど)を防止するために船底に塗るトリブチルスズ化合物(TBT)のために雌が雄化する(インポセックス)により激減した。
缶詰の材料にもなった。
■太平洋側のものは茶色でやや明るい色合い。日本海側のものは黒っぽい。
生息域◆北海道南部から九州、朝鮮半島。
生態◆
雌雄異体で交尾を行う。
産卵期は6月から8月。
■浅い泥の上などで腐肉、死んだ魚などを食べている。
大きさ◆殻長7センチ前後になる
漁獲方法◆カゴ漁
漢字◆「貝」。
由来◆巻き貝の典型的なもの。「巻き貝」自体をさす言葉でもある。
呼び名・方言◆
■新潟県では「黒ばい(クロバイ)」。
「ベ」、「ベー」、「ベーガイ」、「本ばい(ホンバイ)」、「アズキガイ」、「アズキバイ」、「ウミツブ」、「オキニシコウ」、「クリガイ」、「ケンベイ」、「シュウトメ」、「スベタベ」、「ツブ」。
釣り◆巻き貝を釣るなんていうとビックリされるだろうか? これが釣れるのだ。アオイソメなどをエサにした投げ釣りでぽつりぽつりと上がってくる。釣れる条件としては夜、もしくは潮が濁っていること。
◆食べてみる◆
 
煮る、もしくは酒蒸しにするのがいい。
 難点は硬くなりやすいこと。
 身には甘みがあり、ワタに苦みがない。しかも身が取り出しやすいという優等生である。
注◆ワタが毒性を帯びていた例がある。注意が必要。
参考/『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、広辞苑、『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社)、『新版 水産動物学』(谷田専治 恒星社厚生閣)
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バイは基本的には醤油味で煮てしまう。これがいちばんうまいように思う