スズハモ

Scientific Name / Muraenesox bagio(Hamilton)

スズハモの形態写真

体長2メートルを超える。ハモとの区別は肛門から頭部まで(前方)の測線孔数を数えるしかない。ただしこれは数えやすいもので、市場などでも確かめられる。 スズハモ=33〜39 ハモ=40〜47

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区真骨亜区カライワシ下区ウナギ目ハモ科ハモ属

    外国名

    学名

    Muraenesox bagio(Hamilton)

    漢字・学名由来

    漢字 鈴海鰻、鈴鱧
    ただ錫鱧、もしくは錫海鰻であるかも。
    なぜなら体色が錫(スズ)に似ているため。
    由来・語源 不明

    地方名・市場名

    ハモ
    備考単に。 
    フウセン[風船]
    部位鰾(うきぶくろ) 備考ハモの鰾(きぶくろ)のこと。鍋ものにするとき真っ先に楽しむ。 

    生息域

    海水魚。瀬戸内海、東シナ海、インド、西太平洋。

    生態



    ハモとの区別は肛門から頭部まで(前方)の測線孔数を数えるしかない。ただしこれは数えやすいもので、市場などでも確かめられる。
    スズハモ=33~39
    ハモ=40~47

    基本情報

    外見はハモそのものに見えるが脂ののりが悪く、骨が強いように思える。
    ハモとして取り扱われるが、一段低い評価を受けている。
    高級魚のハモに対して評価が低く安い。
    ハモ同様、落としや鍋物などになる。
    また練り製品の材料にもなる。

    水産基本情報

    市場での評価 少ないながら入荷がある。値段は安め。
    漁法 底曳き網、延縄
    産地

    選び方

    触って張りのあるもの。締めたものは死後硬直していないもの。

    味わい

    旬は夏
    ハモと同様骨切りして料理する。
    脂が少なく、ハモと比べて旨みが少ない。
    骨が硬い。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法
    ちり(落とし)、ぼたんはも(骨切りをしたものにクズをまぶして湯通し)、鍋(ちり、もしくはすき焼き風に)、焼きはも(すし)、真子煮つけ、蒲鉾(練り製品)、ハモ皮の酢の物、唐揚げ他
    ハモ同様に落とし(ちり)にして美味。
    鍋物にしても美味。
    椀種にもよい。
    唐揚げや天ぷらなどにしてもうまい。
    スズハモの落とし
    ハモと同様に「落とし」にしてみた。ハモと比べるとやや落ちるものの決してまずくはない。
    スズハモの天ぷら天ぷら
    骨切りして天ぷらにしたもの。さくっとして美味。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    旧ページ内容

    [以下古い記載が含まれている可能性があります]
    ハモとまったく見た目も取り扱いなども変わらない。開いて骨切りするのだが、皮を下にして、よく切れる包丁で「皮まで絶つくらいの勢いで」1ミリ感覚くらいで包丁目を入れていく。少し器用な人ならすぐにできるようになる。

    参考文献・協力

    『魚と貝の事典』(望月賢二 柏書房)、『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「スズハモ」を使用したレシピ一覧

関連コンテンツ