カゴシマニギスととても似ている。見分け方は受け口(下あごが出ている)ことだ。
ニギス科について◆
大西洋、インド洋、太平洋域に19種。
■食用魚はニギスのみ。
硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区正真骨下区原棘鰭上目
ニギス目ニギス亜目ニギス科ニギス属
ニギス
Glossanodon semifasciatus (Kishinouye)
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魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級
食べ方◆天ぷら/ 干物/刺身/酢締め(酢漬け)/
すり身/煮つけ
○美味
大きさ◆■25センチ前後になる
生息域◆日本海沿岸、福島県沖以南、東シナ海。
生態◆
産卵は周年にわたるが、3月から9月に盛ん。
水深200メートルほどの海底に生息。
市場での評価・取り扱われ方◆関東に鮮魚でくることは少なく、干物など加工品をときどき見かける。鮮魚の値段は安く、加工品の認知度も低い。味のいい魚なので、もっと高値で取り引きされるべき。
ニギスの基本◆
■干物などは商品名はいろいろだが、基本的には和名としての評価がされるようになってきている。
■キスと似ていることから各地で「きす」がつく名前がある。

雄の方が大きい。
漁獲方法◆底曳網
漢字◆■「似鱚」。
由来◆■シロギスに似ているから。
呼び名・方言◆
■「オキギス(沖ぎす)」、「オキウルメ(沖うるめ)」、「イワシ」、「オキイワシ(沖いわし)」、「メギス(目鱚)」。
島根県では「チョウセンギス(朝鮮鱚)」、「トンコロ」、「トンコロイワシ」、「キス」、「オキキス(沖鱚)」。特に大型のものを「テッポウギス(鉄砲鱚)」、小型のものを「ミソイワシ」。
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釣り◆調べているところ。
◆食べてみる◆
 干物ではよく見かけるニギス、鳥取や島根ではお土産ものとしてなかなか人気のようだ。当然、鮮魚が手に入るなら自家製にしてもうまい。
 鮮度がよければ刺身は美味。残念なのは鮮度が落ちやすいので、刺身は産地ならでは。
 島根県では「沖づけ」という料理法がある。これは三枚におろして酢漬けにしたもの。これはとても味がよく、一般家庭でもまねて欲しい料理法。
 静岡県沼津では天ぷらにされる。これは独特の風味があってとてもうまい。
 他には煮つけ、唐揚げなど。
 また各地ですり身に加工される。これで薩摩揚げを作るほか、家庭では団子にして、おすまし(吸い物)、鍋物に使う。
寿司に関しては寿司図鑑へ!
●静岡県沼市沼津魚市場
同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
参考文献/『島根のさかな』(島根県水産試験場 山陰中央新報社)、『魚の分類の図鑑』(上野輝彌・坂本一男 東海大学出版局)
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