アサヒガニ 掲載種番号03

 国内での産地が遠い関東の市場で見る限り、アサヒガニは鮮魚とか水産物というイメージはなく商材といった雰囲気を持つ。たぶんオーストラリアなどで買い付けられたものが生きたまま遠路空輸されてくる。その大きな段ボール箱には上に下に無造作に詰め込まれた茹でなくても赤いカニがギュウギュウに詰められている。
「一匹1000円くらいかな」、安いとこうなる。「今日は高いよ」と言っても2000円前後だろう。
 生命力が強く、長旅に耐える。また仕入れてからの保ちもいいようである。その上、味がいいので築地など関東でも「売りやすい」ものだと思われる。また買っていくのは和食よりもフレンチなど洋食系の店が多いように見受ける。また近年は居酒屋でも品書きに載る。
 ここで問題となるのは国産のものである。関東では相模湾から伊豆半島、駿河湾までが近い産地。国内の主要な産地は鹿児島県、宮崎県だと思う。いずれにしても輸入物よりも小振りで形(大きさ)が揃わない。国産でも値のつけがたいものである。

■市場魚貝類図鑑・アサヒガニのページに
東京のさかな目次へ
↑オーストラリアから活けで入荷したもの。築地場内

●基本データ
東京での呼び名/アサヒガニ(標準和名と同じだと思う)
暖/オーストラリアからは活けで、東南アジアからは冷凍ものがくる。国産なら九州など
旬/国内なら夏から秋までか? オーストラリアや東南アジアの旬は不明(調べているところ。情報をよせていただきたい)
ときに多い/ときどきまとまって輸入されてくる。国内のものは希少
安い/活けのカニとしては輸入ものは安い。国産のものは評価が定まらない
一般的ではない/意外に知られていない。一般家庭でも料理しやすいのでお勧め。
←オーストラリアからは段ボールに入って入荷してくる。現地では「スパナークラブ」


関連コンテンツ