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サケガシラ
Trachipterus ishikawae Jordan and Snyder
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目の上の頭部は割けたように見える
身は水分が多く、旨味が薄い
物知り度/★ 知っていたら学者
市場での評価・取り扱われ方◆市場などに来ることはほとんどないと思う
生息域◆日本海、北海道太平洋側から高知県沖、沖縄県、日本海。
生態◆調べているところ
大きさ◆2メートルを超える。
漢字◆「鮭頭」? 「割け頭」?
由来◆名前の「サケガシラ」は「鮭の頭」に由来するのだろうと思っていた。しかし原物を見るとどこをどうとっても鮭の面影はない。そんなことを考えながら頭部をみると頭部はやや硬く、そして陥没しているのだ。しかも上の写真をみていただければわかるように、凄惨な顔つきをしている。戦などで「頭部を割られ絶命する人のよう」から『割け頭』になったのかもしれない。
呼び名・調べているところ
食べ方◆ 煮つけ?

 日本海側でも太平洋側でも北海道以南に棲息(?)している。15年ほど前に島根から鳥取へと魚屋・市場を見て歩く旅にでたことがあるが、その折り鳥取駅前市場で見たのが初見、また敦賀では頭部のみを見ている。そのため、どこか日本海の魚という印象がある。鳥取では、どんな味がするのか「解体するのなら購入したい」と言うと、「珍しい魚があれば必ず引き取る業者がいる」と断られた。今回のものも上越市片岡鮮魚店から送られた日本海でとれたもの。体長1.7メートル、重さ5.6キロのもの。図鑑の記載では2.7メートルが最大である。ただしこの魚、近縁のリュウグウノツカイほどには話題にならず、しかも食べてもまずいとの事から捨てられるケースが多いようだ。
 おもしろい話では1964年に出版された名著『山陰の動物誌』(上田常一著 今井書店)に「故田中市郎の『珍魚の誉』という本」という章があり(正確には『南珍魚と北珍魚』)、「イワシを追いかけて深海から浜に打ち上げられた」ということが書かれている。確かに写真の固体も釣り上げられたもので、大きなハリを咽の奥に2本飲み込んでいた。
メモ/本種と非常に類似した魚にテンガイハタというのがある。その違いは現状では不明である。『日本産魚類検索』でも2種の検索は難しい
◆食べてみる◆
 解体するのはなかなか大変な作業であった。体を5当分に切り分けて三枚卸しにした。身は水分が多くて、鮮度がわるいために生臭い。このまま煮つけにしたが柔らかすぎとてもうまいとは言い難い。それで一日軽く干してムニエルにしてみた。これでもまだ水分は多いものの、ふんわりとした食感にクセのない味わいでなかなかいい味わいになった。
●新潟県能生町、上越市の片岡鮮魚店
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刺身ではとても食べる気になれない(実際に食べたがまずい)のでムニエルにする。これは軽く水分を除いたものを使ってみた。これはなんとか食べられる 煮つけは、グニャグニャ。まずくはないが気持ち悪い



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