利根川周辺の漁
ズーポ(竹筒漁)
千葉県香取郡小見川町
宮崎米秋さん、篠塚秀一さん、
根本豊治さんと利根川へ
2004年1月10日
目次市場魚貝類図鑑
千葉県の目次へ
葦原の岸近くにズーポの目印が。このロープを引き上げる
ロープをゆっくり引き上げ、ズーポ(竹筒)が見えてきたら、筒の口の下に手網を入れて筒を立てるようにして中の魚を手網に落とす
●ズーポ(竹筒)漁というのはある程度ウナギの活性のある時期に行う漁。夜行性のウナギは昼には泥の中とか、竹筒のつくるような穴にもぐる。このねぐらを作って寝ているウナギをすくい取るというもの。全国いたるところで行われていて、比較的、道具にもお金がかからず、手軽な漁である。


 沖と言われる常陸利根川と利根川に挟まれた洲の千葉県側の入り江に入る。ここは西岸とは別天地。春になるとさぞきれいでしょうと篠塚さんに聞くと、「そ〜りゃきれいだ」と両手を広げるようにしながら答えてくれる。
 その葦の岸辺、あちらこちらに竹が刺さっていて、ロープが水中に伸びている。「これがTずーぽUだ。後で上げてみっぺ」と篠塚さんと根本さん。
 この仕掛けの主は根本さんの知り合いであるという。
 ずーぽというのは別名「たかっぽ」とも言われる。ようするにただの竹筒を2〜3本束ねたもので、これを川や沼に沈める。狙いは主にウナギ、他にはづかに(モクズガニ)、マハゼなど。スジエビやテナガエビも入る。



 この漁は沈めた竹筒をゆっくり上げて、中に入っている魚を水の中で手網で受けるというもの。非常に原始的で簡単な漁であるために子供や老人でも手軽にできる。ただし沈めるポイントの選択なので好不漁の差は出るだろうが?
 この日は2本だけ上げてみたのであるが、やはりウナギはいなくて、づがに(モクズガニ)、マハゼ、チチブ、スジエビなどほんの少し。マハゼはかなりの大きさで、築地などでもなかなか見られないもの。



関連コンテンツ