スガイ

スガイの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
殻幅2.5cm前後になる。貝殻は大きくなるに従い丸味を帯びる。硬く表面はゴツゴツしている。陶器を思わせるふたがある。カイガラモという緑藻(緑色の海藻)に覆われている個体が多い。
殻幅2.5cm前後になる。貝殻は大きくなるに従い丸味を帯びる。硬く表面はゴツゴツしている。陶器を思わせるふたがある。カイガラモという緑藻(緑色の海藻)に覆われている個体が多い。
殻幅2.5cm前後になる。貝殻は大きくなるに従い丸味を帯びる。硬く表面はゴツゴツしている。陶器を思わせるふたがある。カイガラモという緑藻(緑色の海藻)に覆われている個体が多い。
殻幅2.5cm前後になる。貝殻は大きくなるに従い丸味を帯びる。硬く表面はゴツゴツしている。陶器を思わせるふたがある。カイガラモという緑藻(緑色の海藻)に覆われている個体が多い。
殻幅2.5cm前後になる。貝殻は大きくなるに従い丸味を帯びる。硬く表面はゴツゴツしている。陶器を思わせるふたがある。カイガラモという緑藻(緑色の海藻)に覆われている個体が多い。

全関連コラム

珍魚度・珍しさ★★
少し努力すれば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★
知っていたら達人級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★
美味
分類
軟体動物門腹足綱前鰓亜綱古腹足目サザエ科(リュウテンサザエ科)リュウテン亜科Lunella属
外国名
学名
Lunella correensis (Récluz, 1853)
漢字・学名由来
漢字 酢貝、郎君子、 Sugai
由来・語源 中国明の李時珍の『本草綱目』(1578)による。「酢貝」、「酢貝」は磁器を思わせる蓋(ふた)のこと、貝本体はカラクモ介(唐雲貝)とい言った。蓋は「相思子」とも。この蓋をさす名を寺島良安などが国内のものに当てはめて、名前もスガイとした。
ただし、明の時代、中国内陸部、湖北省の李時珍の周辺で玩具として売られていた「酢貝」は標準和名のスガイとは限らない。同じように蓋が陶器を思わせるサザエ科の小型の巻き貝である可能性も高く、同様に複数の種である可能性も高い。
別名 黒田徳米、波部忠重はチョウセンスガイとも。
相思子 中国語ではアカシヤのことだが、この場合は、恋人同士、恋人という意味だと思われる。2個の蓋を、酢の中に入れると追いかけっこをしているように動く。これを互いに思い合う恋人と考えたのだろう。
本草学における記述
〈李時珍(本草綱目) は次のようにいっている。「相思子は状は螺のようで中はつまっていて石のようである。大きさは豆くらいで篋笥(たんす)におさめておくと歳を経ても壊れない。醋の中におくと盤旋(ぐるぐるまわり)してやまない」と。〉、〈△思うに、小螺子は状は栄螺に類似していて、極めて小さく灰白色である。小さいへた(漢字なし)があるが豆のようで扁(ひらた)く碧白色で玉蓋という。海人は殻を取り去ってへたをとり、これを売る。磁器(やきもの)に醋を入れこれに浸すと盤旋してやまず、追いかけっこをしているようにみえる。児女はこうして戯ぶ。京洛の人や山人は螺のふたであることをしらず、雌雄が追いかけっこをしていると思い、さらには卵を生むという〉。『和漢三才図会』(寺島良安 正徳3年/1713 東洋文庫 平凡社)
〈郎君子 スガヒ タマイシ 予州 〔一名〕雄雌石 閩部蔬 相思螺 通雅 カラクモ介のふた(漢字なし)也。カラクモ介は一名コマノツメ 勢州同ゝ名多シ、海浜甚多し〉。『本草綱目啓蒙』(小野蘭山 東洋文庫 平凡社 文政12 1829)

酢貝とは蓋のこと 本草綱目の李時珍は湖北省の人であり、海から遠い。たぶん蓋(ふた)のみが海辺から内陸に運ばれ玩具として売られたのだろう。この蓋を酢につけると盛んに動くことからきている。
地方名・市場名

概要

生息域

海水生。潮間帯岩礁域。
北海道南部から九州南部。
干潮時は磯の石などに下にいて、上げ潮ととともに石の上に上ってくる。

生態

産卵期は初夏から秋。
岩に付着した藻類などを食べる。
海水中を嫌い、満ち潮のとき水面上に逃げるように上がる。

基本情報

国内の海辺にもっとも普通に見られる小型の巻き貝。古くはふたを乾かして酢に浮かべて動くのを見て遊んだという。
潮間帯でも浅いところに多く、採取しやすい。比較的簡単に採取でき、個体数が多いために売り買いの対象とはならず、味のいい巻き貝なので海辺などの集落で、家庭ごとに採取し食べられていた。
緑藻類のカイゴロモが付着する。
珍魚度 海辺ではいたって普通の巻き貝。流通しないものの海辺、しかも非常に浅い場所で海に入らなくても手に入る。

水産基本情報

市場での評価 産地などで細々と流通している。やや高値。関東では一定の評価はない。
漁法 採取
産地 大分県

選び方・食べ方・その他

選び方

生きているもの。

味わい

旬は春
貝殻、ふたは非常に硬い。
身は取り出しやすく、ワタなどが切れることも少ないが、ふたがわずらわしい。
身に甘みがありワタに苦みクセがない。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

スガイの料理法・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで、しょうゆ煮)、炊き込みご飯
スガイの塩ゆで 採取したスガイはザルなどに入れて流水の下ざくざくと洗って表面の汚れを落とす。水分をよくきり、水・塩・スガイを入れて火をつける。約5分ほどゆでて火を止めて冷ます。
蓋が邪魔になるが、身は取り出しやすい。足に甘みがありほどよい食感も楽しめる。わたも味わい深い。

スガイの炊き込みご飯 取って来たら、流水のしたでざくざくと表面の汚れを落とす。水から入れて塩ゆでして身を取り出す。煮汁と酒で味つけ、水を加え水加減して炊飯したもの。磯の香りが立ち、実にうまい。

好んで食べる地域・名物料理

大分県宇佐市
になみそ クボガイ(ニナ)、クマノコガイ(ツベタカ)、イシダタミ(シュウトメニナ)、イソニナ、スガイ(ニゴザ)、レイシ(ニシ)などの磯の巻き貝をゆでて身を取り出し、ひしお(しょうゆのみ)で煮たもの。愛媛県伊方町で作られている。[次郎長寿司 愛媛県八幡浜]

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

青団子(アオダンゴ) 本種の陶器を思わせる蓋(ふた)を乾かして、足に付着している平らな部分を研いで、表面のツルツルした部分を削る。皿などに平らな方を下にして置き、酢を満たす。酢が蓋の表面を溶かしながら、泡が表面から出てくる。この泡の発生が動力源となり、蓋が動き出す。これを実際に経験した人は少ないが、その中に、三重県鳥羽市安楽島、出間リカさんがいる。お父さんにやってもらうことだったようなので、1970年前後のことだ。[三重県鳥羽市]

地方名・市場名

イッコ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所三重県志摩市阿児町 
ゴボサマガイ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所三重県熊野市新鹿/二木島 
アオシタ アオダンゴ[青だんご]
参考出間リカさん 場所三重県鳥羽市安楽島 
メクラニナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所京都府宮津市、山口県萩地方 
ドンザミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所佐賀県唐津市鎮西町・湊・神集島 
ドロミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所佐賀県唐津市鎮西町・神集島 
イシブタミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所佐賀県東松浦郡鎮西町(現唐津市)・唐津市湊・神津島な、長崎県上県郡上県町(現対馬市) 
ハリガイ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所兵庫県高砂市 
タマ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県勝浦市・御宿町・館山市布良・鴨川市江見港・白浜町坊田/青木 
ヘッツブサザエ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県千倉町平磯 
サザエノオジゴ ニゲエサザエ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県千倉町白間津 
ニガガリ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県千倉町白間津・白浜町青木 
イソダマ[磯玉]
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県和田町白渚 
ギブシ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県天津小湊町内浦 
スナイソモン
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県天津小湊町実入・館山市相浜 
メノダマ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県富津市竹岡北町 
コボイソモン ゴボウイソモン ネーラ マイラ メーラダマ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県富津市萩生 
タマッコロ チャンポコ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県旧安房郡 
スナダマ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県旧安房郡・鋸南町袋井袋 
ミヤリダマ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県白浜町青木 
ベーボ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県銚子市外川 
サナックレー
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県鋸南町吉浜 
スナックレー
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県鋸南町吉浜港・本郷浜 
サザエノコ[サザエの子]
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県館山市布良・波左間、島根県隠岐の島町西郷町 
タツボガイ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県館山市西川名 
イソモン
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県館山市西川名・富津市萩生、三重県志摩市和具御座、和歌山県田辺湾・和歌山県白浜瀬戸 
オオカサザエ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県館山市須崎 
イソモノ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県鴨川市天面、静岡県下田市白浜、三重県志摩市和具・浜島町 
スナモグリ ホンダマ メクサリダマ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県鴨川市太海 
サザエダマ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所千葉県鴨川市江見 
タタキマギ ボタボタ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所和歌山県串本町たかはま 
フツイソモン ホンイソモン
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所和歌山県西牟婁郡・田辺 
アオゴロモイソモン
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 場所和歌山県西牟婁郡・田辺 
スナモグリ
場所大分県 
ミナ
場所宮崎 
オトコミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所宮崎県青島 
ホンニイナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県上関町・大島 
メクラ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県仙崎 
イシブタニイナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県大島郡・下関市・角島 
メクラニイナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県小畑(周南市?)・奈古(現阿武町)・宇田郡(宇田郡の間違いで、現阿武町) 
ダトウノメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県小野田市 
カブトニシ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県山口市 
ニイナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県山口市二島・宇部市西岐波・東岐波 
ニナ
参考勢登章司さん、『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県山口市二島・宇部市西岐波・東岐波・防府市、愛媛県越智郡大三島肥海、香川県三豊市宅間町粟島竹浦/新田/満/尾/塩谷 
ニシ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県岩国市・瀬戸内 
クジラニナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県徳山市(現周南市) 
コボイシ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県柳井市 
クチブタ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県柳井市平郡島 
メクサリニイナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県熊毛郡 
ドクニナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県萩 
メクラサザエ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県萩地方萩・見島 
カタメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所山口県萩市須佐 
ニシ
場所岡山県 
オトコヅボ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県下津井 
イシズブ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県児島郡小串村(現岡山市) 
カナツブ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県小田郡北木島村飛島(現笠岡市) 
イシニイナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県小田郡神島外村外浦(現笠岡市)、山口県阿川(現下関市) 
イシダビ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県日生・旧邑久郡 
ダビ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県旧邑久郡 
オトコダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県牛窓、香川県丸亀市広島町小手島/手島/市井/釜ノ越/東元/本島町生ノ浜/新在家/笠島/高松市屋島西町浦生・牟礼町浜北/庵治町丸山/庵治町船隠 
マエダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県牛窓町 
イシツブ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県神島外村白石島(現笠岡市)、香川県三豊市詫間町大浜 
オナゴダブ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県邑久郡幸島村水門(現岡山市) 
オナゴダビ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県邑久郡長浜村(現瀬戸内市) 
マルツブ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所岡山県黒崎村岩谷(現倉敷市)、香川県三豊市美野町大見 
メクサリニーナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所島根県西ノ島町美田 
オトコニイナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所広島県呉市仁万町、山口県大島、大分県蒲江町 
ツブ
参考『大柿町の海辺の生き物 町制45周年記念誌』(監修/久家光雄 編集/大柿町海辺の生き物調査団) 場所広島県江田島市大柿町 
キミシャン
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所徳島県鳴門市 
マルニーナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所愛媛県大三島町宮浦 
タマイシ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所愛媛県宇和島市 
オオクサマンメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所愛知県篠島 
サトージョーモリ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所新潟県佐渡相川 
ビイナ ビナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所熊本県玉名市 
オコドン
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所石川県羽咋郡冨来 
ヅメガイ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所石川県能登町宇出津 
イシビナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所福岡県志賀島・津屋崎 
メクラシタダミ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所秋田県男鹿半島 
シタダミ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所秋田県男鹿半島、新潟県佐渡、香川県高松市庵治町江ノ浜/笹尾/高尻 
ツブカイ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所秋田県男鹿市入道崎 
メクラシタナミ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所秋田県男鹿市門前 
シタナミ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所秋田県男鹿市門前・入道崎 
カラクモ
備考フタの酸中(酢の中)のキリキリ舞いを雲の文様にみたてたものと思われる。 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 場所茨城県日立市 
バツッミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所長崎県上五島若松 
ゴロミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所長崎県五島列島 
イシビタ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所長崎県北松浦郡鷹島村(現松浦市) 
イセブタ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所長崎県壱岐 
イシビタミナ
参考福畑敏光さん 場所長崎県平戸市度島 
イシズー イシミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所長崎県長崎市 
メクラツブ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所青森県下北部、新潟県、岡山県笠岡市伏越 
イシツボ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所静岡県御前崎町 
オトコマキ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県さぬき市志度町鴨圧白方/鴨圧長浜 
メクイギライ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県さぬき市津田 
オトコニシ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県三豊市仁尾町家ノ浦 
オトコニナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県三豊市仁尾町曾保・観音寺市豊浜町箕浦関屋/室本町西条、山口県徳山市 
アオニナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 『物類称呼』(越谷吾山著 安永4/1775 解説/杉本つとむ 八坂書房 1976) 場所香川県三豊市志々島 
マルヅボ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県三豊市詫間町高谷 
オトコツブ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県三豊郡宅間町名部戸/比地木/生里/仁老浜/箱/丸亀市広島町青木/甲路 
ヅボ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県三豊郡詫間町ごまじり 
メダマツブ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県三豊郡詫間町仁尾浜・室浜(現三豊市) 
オキツブ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県三豊郡詫間町伊砂子(現三豊市) 
ポッポ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県三豊郡詫間町鴨ノ越 
イシナメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県丸亀市本島町福田 
カンチダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県坂出市林田町米出 
メクラダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県坂出市瀬居島本浦/西浦 
キンキンダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県坂出市王越町木沢 
マルダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県坂出市王越町木沢乃生浜篠・木沢乃生脇・高松市生島町 
ホンダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県坂出市王越町木沢乃生浜篠・高松市松福町 
メッチョニナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県多度津町佐柳島・高見島浜 
デンデンゴウラ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県多度津町東浜 
マルゴナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県多度津町白方 
ショカツニナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県多度津町高見島浦 
マルブケ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大内町三本松西浜(現東かがわ市) 
ブキ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大内町壬生北山・白鳥町本町・引田町大安戸(現東かがわ市) 
ブゼンブキ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大内町番屋(現東かがわ市) 
ブケ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大内町(現東かがわ市) 
オトコブキ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大川郡大内町壬生馬篠/白鳥町小松原(現東かがわ市) 
ガラマキ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大川郡志度町江ノ口/塩屋(現さぬき市) 
メックリ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大川郡津田町伊勢町(現東かがわ市) 
ギライ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大川郡津田町北山平畑/東町 
オトコガイ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大川郡津田町東町(現東かがわ市) 
メックガイ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大川郡津田町老浜(現東かがわ市) 
オトコギライ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県大川郡津田町鶴羽岡の端(現東かがわ市) 
タニシゴナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県宇多津町字夫階 
ヒタダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県小豆島土庄町東土庄 
ダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県小豆島池田村入部/池田/内海町福田(小豆島)・坂出市御供所町・宇多津町北浦・丸亀市本島町宮ノ浜/泊/尻浜/小坂・屋島東町宮ノ窪 
イシダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県小豆島福田村福田・安田村橘・西村竹生・丸亀市広島町茂浦・坂出市櫃石島・本島大浦・小坂・笠島・沙弥島・与島、瀬居島町北浦 
イシコダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 場所香川県小豆島阪手 
イシシタダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県小豆島阪手村・二生村 
ツブン
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県庵治町才田/竹居/釜野/鞍谷/高尻・牟礼村大町約戸/原浜 
オトコツブン
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県庵治町鎌野 
ヒガン
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県引田町 
ホンブキ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県引田町馬宿 
オトコシタダミ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県志度郡小田苫張・津田町北山猪塚 
マルニナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県観音寺市、愛媛県大三島宮浦 
オンナダメ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所香川県高松市神在川窪町 
スナホリ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所高知県土佐清水市貝ノ川 
スナズリ
参考公益財団法人 黒潮生物研究所 場所高知県宿毛市・大月町 
スナニナ タマニナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所高知県宿毛市小筑紫町 
ニンニャ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所鳥取県境港市湊町 
ベベガイ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所鳥取県境港湊町 
ミズミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所鹿児島県下甑村手打 
ツンブシミナ
備考方言で膝のことを「つんぶし」といい、食べるとき膝でたたいて出して食べるから。 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 場所鹿児島県出水・上甑島平良・下甑島手打 
ハナツマィ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所鹿児島県桜島 
ツチカムリ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所鹿児島県種子島 
ネコミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所鹿児島県肝属郡佐多町(現大隅町) 
イズビナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所鹿児島県阿久根 
ハナゴロシ ハナゴロミナ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所鹿児島県鹿児島市喜入町 
カラクモガイ チョウセンスガイ
備考別名。 場所別名 
アゲシオダマ[上げ潮玉]
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 聞取 場所千葉県勝浦市・富山・千倉町平舘・忽戸・岩井町・富浦町、三浦半島 
イシブタ[石蓋]
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988)、聞取 場所静岡県舞阪、和歌山県白浜・串本、香川県三豊郡詫間町粟島中新田(現三豊市)、山口県下関市、大分県佐賀関 
ニゴザ
場所愛媛県伊方町 
ニーナ
場所大分県宇佐市 
ドロカムリ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社 1988) 場所鹿児島県種子島馬毛島