クロガレイ
代表的な呼び名クロガレイ
クロガレイの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
クロガレイ・黒ガレイという名で流通するカレイは2種
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珍魚度・珍しさ | ★★ 少し努力すれば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
海水魚。
北海道全沿岸。
サハリン、朝鮮半島東岸北部〜間宮海峡、ロシア沿海州の日本海沿岸。
生態
産卵期は3月下旬〜4月下旬。
産卵はごく浅い、内湾の汽水域で行われる。
基本情報
北海道以北に生息するもので、関東などでは普通の食用魚。
関東の魚屋ではクロガシラガレイとともに「黒ガレイ」で売られている。標準和名を知っている人はほとんどいない上に、関東での流通名「黒ガレイ」も認知度は非常に低く、安いカレイの代名詞かも。
冬から春に入荷が多く、この時期が旬。一部が産卵期と重なり、真子を珍重するのは他のカレイ類と同じ。卵粒の細かく、ほくほくした味わいは魅力的だ。白身でクセのない味わい。皮にも臭みはない。値段の割りには味のいい魚。
珍魚度 地域性はあるが一般的な食用魚である。探すのはたやすいが、本種をクロガシラガレイと区別するのは難しい。
水産基本情報
市場での評価 クロガシラガレイ、クロガレイは区別されないで入荷してくる。入荷量はまとまり、値段は安定して、やや安い。入荷してくる荷を見るとクロガシラガレイと比べると少ない。活け締めものも入荷してきており(20121120)、これは刺身にもなりやや高値。
漁法 刺し網、底建網(定置網)
主な産地 北海道
選び方・食べ方・その他
選び方
触って硬いもの。卵粒がこぼれているようなものはだめ。体液が出ているものもさける。
味わい
旬は秋から春。
鱗は細かく粘液が多いので取りにくい。最初に粘液をよくこそげ落とすといい。皮は厚みがありしっかりしている。骨は硬い。透明感のある白身で熱を通しても硬く締まらない。
筋肉のうま味はマコガレイなどと比べると薄く、若干水分が多い。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
クロガレイの料理・レシピ・食べ方/ソテー(ムニエル)、煮る(煮つけ)、揚げる(フライ)、生食(刺身)、汁(潮仕立て、みそ汁)、焼く(塩焼き)
水洗いして適当な大きさに切る。水分をよく拭き取り、塩コショウする、小麦粉をまぶして多めの油の中でじっくりとソテーする。仕上げにバター(マーガリン)で風味づけする。
こんがりソテーすると、皮目の味が引き立つ。身の水分が適度にぬけて味わい深くなる。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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