202401/08掲載

ポキ丼という手があったか

ポキ丼は見た目にも美しくて、食べてビックリもする


ポキ(ポケ)という料理を知ってからまだ数年である。しかも南十字星を見ながら、島人とフィリピン人とバングラデシュ人とコカコーラやジンなどを飲みながら教わったのだから、半分ネーティブなポケの話が聞けたと思っている。
ポキは非常に便利だ。ミクロネシアなど南太平洋の島々ではネギも日本の醤油も手に入るので、よく作っているらしい。実際にレストランのメニューにもポキがあり、売店風の店にもポキとキャッサバ、パン、ご飯のセットがあった。
ちなみに、ネギは高すぎてヒエラルキー高位の島人とフィリピン人は買えるものの、バングラデシュ人には無理らしい。そこで考えたのが耳かき一杯で、舌が火傷するようなキダチトウガラシで作るホットチリだ。
この国で暮らしていると、ネギなど安いものだし、醤油もある。なんでもあるんだからポキを作らにゃソンソンなんだと最近とみに思っている。
自然や地球を守るためには多様な水産物、野菜などを食べるべきだ。フードマイレージを考えても多様でなければならぬ。やはりポキは生活に取り入れるべき、料理法だと思っている。
さて、都心に出て、新宿のデパートで見つけたのがポキのタレ、ポキ丼である。ポキのたれは基本的にごま油と醤油があればいいのだと思っているが、食用酢も入っているし、うま味調味料、カツオ節エキスなども入っている。
ポキ丼はメバチマグロ、サーモン(サーモントラウトらしい)、イカ(解凍ものに見える)、アボカド、きゅうり、ねぎに、マヨネーズベースか胡麻ベースのタレ、もっとも基本的なポキのタレがついている。
最近、よく見かけるポキ丼とはなんだろう。
問題は酢飯なのか? と丼を裏返すと酢飯ではないようだ。
とするとただのご飯にポキを乗せただけだ。
ちなみに発泡の小丼で800円は非常に高いと思う。
800円出すくらいなら作ってみよう。

自宅で作ると、ポキ丼は超格安でできる


今回はイサキの半身、スルメイカでポキ丼を作る。
ともに細かく切る。
ポキの基本はごま油・醤油・ねぎらしいが、マヨネーズを使っても市販のドレッシングをプラスしてもいいみたいだ。
野菜はねぎが必須で、あとはなんでもかんでも投入すればいい。
デパートのポケ丼にはアボカドが入っていたが、近所には問題のメキシコ産しかなかったので断念する。
赤ピーマンやキウイフルーツ、きゅうりを冷蔵庫から発掘する。
ごま油と醤油のたれにスルメイカ、きゅうり、赤ピーマン、熱帯でもらったホットチリ耳かき程度を投入して和える。
マヨネーズと醤油を合わせてイサキとあえて、ナッツ(今回は塩カシューナッツ)を加える。
ご飯をよそおい、ポキを乗せ、キウイを飾ったら出来上がりである。
にんにくとか、ミニトマトも入れればよかったとか、あとからいろいろ考えるのも楽しい。
これをグチャグチャにかき混ぜて食べる。もちろんグチャグチャにしたのはボクの好みの問題である。
このどう考えてもむちゃくちゃな丼が、ウマスギだとは思いもしなかった。
ちなみにポキはよく作るけどご飯と合わせたのはお初である。もっと早く知っていればよかったのになーと悔しい思いがこみ上げてくる。
それほどにおいしい。
どれがどうということではなく、ぐちゃ混ぜにした全体が調和してうまいとしかいいようがない。
これは腹ヘリで窮したときの最終兵器になると思う。

このコラムに関係する種

イサキのサムネイル写真
イサキChicken grunt 三線磯鱸、三線雞魚、黃雞仔、雞仔魚、番仔加誌、黃公仔魚、黃雞魚、三爪仔、雞魚(澎湖諸島)、青筆海水魚。浅い岩礁域。新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸[長崎県橘湾にはいない、もしくはほとんどいない]、瀬戸内海、・・・・
詳細ページへ
スルメイカのサムネイル写真
スルメイカJapanese flying squid海水生。オホーツク海、北海道〜琉球列島。香港。北限はカナダでも発見されている。・・・・
詳細ページへ

関連記事 ▽




呼び名検索

方言を含む全ての名(標準和名,方言,呼び名,外国名,学名)から水産物を検索します。

閉じる