◆食べてみる◆
 冷凍ものなので、まずボイル、そのままフライなどにしてみる。
 ゆでると、残念なことにアズキ色にはなるが、赤くはならない。ただし味はよく、甘みも強い。
 フライの旨さは格別で、クルマエビ類を使ったものと遜色ない上に、別種の味わいがある。
 スープに、ブイヤベースに、和風の鍋物にといろいろ使えそうだ。
同定/『原色日本大型甲殻類図鑑』(三宅貞祥 保育社)
参考/『日本語源大辞典』(小学館)、『海老』(酒向昇 法政大学出版局)
■私見
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形態◆姿はゾウリエビとイセエビの中間形。ベトナム、インドネシアなどからの輸入ものは総て頭を落としている。
セミエビ科(Scyllaridae)について◆
■身体は扁平、もしくは寸胴。長い触角(第一触角)を持たない。葉を思わせる、平たくて可動性のある第2、第4節が目の前にある。
国内にはウチワエビモドキ属、セミエビ属、ヒメセミエビ属、セミエビ属、ゾウリエビ属の5属。
■主な食用種には輸入の多いウチワエビモドキ、ウチワエビ、オオバウチワエビ、セミエビ、コブセミエビ、ゾウリエビなど。
節足動物門甲殻亜門軟甲綱(エビ綱)真軟甲亜綱
エビ上目十脚目抱卵亜目イセエビ下目
セミエビ科ウチワエビモドキ属
ウチワエビモドキ
Thenus orientalis (lund,1793)
イセエビ下目の他のエビにはここから!
魚貝の物知り度/★ 知っていたら学者級
食べ方◆フライ/ゆでえび
◎非常に美味
大きさ◆15センチほどになる。
生息域◆沖縄諸島。台湾、インド・西太平洋沿岸。
生態◆内湾の砂泥地。
市場での評価・取り扱われ方◆ベトナム、インドネシアなどからの輸入ものを比較的頻繁に見かける。安い。
ウチワエビモドキの基本◆
■知名度が低く、評価が低い。お買い得感のあるエビ(2009年現在)。
漁獲方法◆■底曳網
漢字◆「団扇蝦擬」、「団扇海老擬」。
■見た目から。
「エビ」について
■「エビ」という言葉は分類学的には十脚目以外の甲殻類にも使われる。科学的な原語ではない。
「海老」と当て字をするのは腰が曲がり、髭を生やした老人に似るため。長寿という意味合いから正月などの飾りにも用いられる。
漢字◆
「海老」、「蝦」、「魚へんに暇の右」。
由来◆
「体色がえび(ブドウ)に似ているから」。
「『吉髭(えひげ)』の約転」。
「『枝髭(えだひげ)』、『枝髭(えひげ)』の意味」。
「『え』は『江』、『ひ』は『髭』」。
呼び名・方言◆調べているところ。