アオノリ・アオサ

一般的に「アオノリ・アオサ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。

青のり、あおさについて


「青のり」ともいうし、「あおさ」ともいう。
一種類の海藻のことではなく、生産量ではカイミドリ科のヒロハノヒトエグサ、ヒトエグサ、アオサ科のアナアオサ、スジアオノリの4種のことである。
緑色の海藻でアナアオサ意外は生でも希に流通するが、主に乾物になって流通する。またアナアオサは本来は食用ではなく、加工されてはじめて食べる。
正月の餅を食べるときや吸物などに使い。「ふりかけ」として卓上にも置かれている。アナアオサは「板東粉」といわれることが多く、お好み焼きには欠かせないものである。

「アオノリ・アオサ」と呼ばれる水産物一覧

印は「アオノリ・アオサ」ですがそれ以外はアオノリ・アオサの仲間ではありません。

  • アナアオサ

    海水生。潮間帯中部〜下部。 日本各地。朝鮮半島。日本各地で普通に見られる海藻で、食用ではなかった。むしろときどき大繁殖するなどやっかいな存在である。これを食用とするための技術が確立し、乾燥させて「あおさ」もしくは「板東粉」、「お好み焼き粉」として一般的なものとなる。スジアオノリ、ヒトエグサなどで作った「青のり」の半額く・・・
    アナアオサのページへ 
  • スジアオノリ

    日本各地。 潮間帯下部から漸深帯に生育。河口域、内湾などに普通に見られるもの。 アオノリの仲間ではもっとも味がいいとされていて、養殖も行われている。 またときに大発生することがあり、スサビノリ養殖では害をなすとされている。 干して、流通するが、ちらしずし、吸物などにして食べられている。 珍しさ度乾燥品・・・
    スジアオノリのページへ 
  • ヒトエグサ

    海水生。 太平洋岸中南部、九州、西南諸島。天然もので外洋などにあるものは本種、養殖ものの多くはヒロハノヒトエグサと考えてもいい。 流通量はヒロハノヒトエグサと比べて少なく、比較的ローカルなもの。 長崎県や沖縄ではアーサなどで好んで食べられている。 珍しさ度ヒロハノヒトエグサと比べると珍しいが、「天然あ・・・
    ヒトエグサのページへ 
  • ヒロハノヒトエグサ

    内湾生。太平洋岸中部、瀬戸内海。 潮間帯上部の岩、杭。ヒトエグサとの関係などまだ分類学的にも明確では内部分がある。 ただし養殖の世界では、この小さい穴が不特定な場所にあくものを品種として選抜している。 福島県松川浦、静岡県浜名湖、三重県、瀬戸内海、鹿児島県などで養殖されている。 一般に「青海苔」、「あおさ」として流通す・・・
    ヒロハノヒトエグサのページへ 

サイト内検索

その他コンテンツ

ぼうずコンニャク関連サイト

ぼうずコンニャク本

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
魚通、釣り人、魚を扱うプロの為の初めての「高級魚」の本。
美味しいマイナー魚介図鑑
製作期間5年を超す渾身作!
美味しいマイナー魚図鑑ミニ
[美味しいマイナー魚介図鑑]の文庫版が登場
すし図鑑
バッグに入るハンディサイズ本。320貫掲載。Kindle版も。
すし図鑑ミニ ~プロもビックリ!!~
すし図鑑が文庫本サイズになりました。Kindle版も。
全国47都道府県 うますぎゴーゴー!
ぼうずコンニャク新境地!? グルメエッセイ也。
からだにおいしい魚の便利帳
発行部数20万部突破のベストセラー。
イラスト図解 寿司ネタ1年生
イラストとマンガを交えて展開する見た目にも楽しい一冊。
地域食材大百科〈第5巻〉魚介類、海藻
魚介類、海藻460品目を収録。