フウセンキンメ

フウセンキンメの形態写真一覧 (クリックで下に拡大表示)
体長30cm前後になる。体長は体高の2.2倍以上(写真個体で2.4倍)。キンメダイ属ではナンヨウキンメの次ぎに体高がある。後鼻孔はスリット状ではなく楕円形、もしくは長楕円形。上顎から背にかけて吻に小山状の隆起がある。後鼻孔はスリット状ではなく楕円形、もしくは長楕円形。上顎から背にかけての吻に隆起がある。上顎にある棘は単純で小さな棘などはないか、非常に弱い。

フウセンキンメの形態写真

体長30cm前後になる。体長は体高の2.2倍以上(写真個体で2.4倍)。キンメダイ属ではナンヨウキンメの次ぎに体高がある。後鼻孔はスリット状ではなく楕円形、もしくは長楕円形。上顎から背にかけて吻に小山状の隆起がある。

魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★★
究極の美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区正真骨下区棘鰭上目キンメダイ系キンメダイ目キンメダイ科キンメダイ属
外国名
Alfonsino
学名
Beryx mollis Abe, 1959
漢字・由来
漢字/風船金目
由来・語源/体側から見ると風船状(キンメダイよりもふくれている)だからか?
地方名・市場名
キンメ(キンメダイ)/キンメダイと区別されていない。

概要 ▽

生息域

海水魚。水深100-500m。
相模湾、三重県熊野市沖、和歌山県串本沖、東シナ海、琉球列島。
ベトナム沖、西インド洋北部。

生態

基本情報

キンメダイと水深が重なるので相模湾や伊豆諸島周辺で混獲されている可能性がある。
紀伊半島では比較的よく見られるようだ。
見た目からもキンメダイと区別されないで取り扱われている可能性大。
キンメダイに負けず劣らすの味だ。

水産基本情報

市場での評価/キンメダイとして流通している可能性大。高価。
漁法/釣り
産地/和歌山県、三重県

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

獲れ立ては白っぽい桃色。少し時間が立つと赤く変わる。鮮度が落ちると退色して赤が弱くなる。

味わい

旬は寒い時季から春ではないかと思う。
鱗は小さいが強い。皮は薄いが弱くない。骨は柔らかい。
やや赤みがかった白身で脂は身全体に混在して少し白濁している。熱を通しても硬く締まらない。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

生食(皮霜造り、刺身)、汁(みそ汁、潮汁、鍋)、煮る(煮つけ)、焼く(塩焼き)
フウセンキンメの皮霜造りフウセンキンメの皮霜造り 水洗いして三枚に下ろして、水分をよくのぞく。皮に湯をかけて氷水に落としてあら熱を取る。少し冷蔵庫で冷やして皮目を落ち着かせてから刺身状に切る。皮目が甘い。脂にも強い甘味があり、食感も心地よく非常に美味。
フウセンキンメのちり鍋フウセンキンメのちり鍋 フウセンキンメのあらや刺身の切り落としなどを集めて軽く湯通しする。冷水に落として鱗などを洗い流す。これを昆布だし、酒、塩のつゆで煮ながら食べる。実にうま味豊かなだしが出る。身や皮の味わいも魚類中最高峰のひとつ。
フウセンキンメの煮つけフウセンキンメの煮つけ 兜の部分(頭部)を煮つけにしてみた。うま味豊かな煮汁になり、身は硬く締まらず、豊潤である。皮、身とも非常にうま味と好ましい軟らかさで箸の止まらない味である。これほどにうまい煮つけは珍しいと思う。
フウセンキンメの塩焼きフウセンキンメの塩焼き 骨つきの切り身に振り塩をする。1時間以上寝かせて、じっくりと焼き上げる。脂が染み出してきて、火がつき焦げてしまうので注意深く焼き上げたい。表面に染み出してきた脂で皮目が揚げたように香ばしくなり、身にあまみがあって実にうまい。身離れのよさも魅力だ。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

参考文献 ▽

協力/みゆき丸(和歌山県串本町)、御所豊穂さん・高岡さん・加藤さん(和歌山県農林水産総合技術センター水産試験場)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)


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