ネズミフグ
ネズミフグの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
海水魚。浅いサンゴ礁・岩礁域。
屋久島、琉球列島。
希/青森県牛滝・関浜、新潟県粟島、富山湾、兵庫県浜坂、[島根県益田市2022年に2-3年前に入網]、山口県日本海沿岸、福岡県津屋崎、[宮城県気仙沼]、相模湾、八丈島、小笠原諸島、和歌山県田辺・串本。
台湾南部、西沙諸島、世界中の熱帯〜温帯域。
生態
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基本情報
主に琉球列島の浅場にいる。大型で全身に針を持つので、料理法は産地ならではの熟練を要す。沖縄県などで作られる「アバサー汁」のアバサーのひとつ。
肝を使って料理すると非常に美味だが、寄生虫が肝に食い込んでいる確立が高いので、「あばさー」のなかでは評価が低い。
珍魚度 古くは琉球列島に多い魚だったが九州、四国、紀伊半島でも見られるようになっている。探せば手に入る。
水産基本情報
市場での評価/主に奄美大島以南で「あばさー」として流通する。「あばさー」の中では評価が低い。
漁法/定置網、刺突漁
産地/沖縄県
選び方・食べ方・その他
選び方
触って張りのあるもの。むき身は透明感があり肝がしっかり硬いもの。
味わい
旬は不明。
ハリセンボン科に毒性に関して、厚生労働省のフグ毒一覧は不明確で混乱をまねいている。特に問題なのは沖縄県での食文化を無視していることだ。有毒の確立やMU値を明確化するなどして改善すべきだと思う。
鱗は棘状で皮膚と一体化して取りにくい。皮は厚く熱を通すとゼラチン質になる。頭部の骨は非常に硬い。
白身で熱を通すとほどよく締まる。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ネズミフグの料理法・調理法・食べ方/汁(みそ汁)、煮る(煮つけ)、揚げる(唐揚げ)
好んで食べる地域・名物料理
あばさー 琉球列島などで「あばさー汁」の材料として重要。温暖化のため北上傾向にあるが利用率などは不明。
加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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