サバヒー

代表的な呼び名ミルクフィッシュ

サバヒーの生物写真

体長1.5メートル前後になる。紡錘形で鱗は小さく尾ビレが長い。鹿児島県産体長65センチ。

魚貝の物知り度 ★★★★
知っていたら達人級
食べ物としての重要度 ★★★★
重要
味の評価度 ★★
まずくはない
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区ニシン・骨鰾下区骨鰾上目骨鰾系ネズミギス目サバヒー亜目サバヒー科サバヒー属
外国名
英名/Milk fish
学名
Chanos chanos (Forsskål,1775)
漢字・由来
漢字 虱目魚
由来・語源 台湾での呼び名を音にしたもの。漢字表記も台湾でのもの。
地方名・市場名
沖縄でハマネツ、ミヂヤー。
フィリピンでは出世魚。仔魚はカワグカワグ、5センチ〜10センチをハティリン、出荷サイズ(25〜30センチか?)をバンゴス。
中国語で虱目魚(satbakhi)。

概要 ▽

生息域

高知県以南。台湾、フィリピン、インド洋、紅海。
河川、沿岸の浅い海域。

生態

基本情報

台湾、フィリピン、インドネシアでは重要な養殖魚。
16世紀以前から養殖されていたとも。
仔魚は天然から採取、もしくは種苗生産されたもの。
上記3国で好んで食べられている。フィリピンでは国民食とも。
煮物、揚げ物、酸味のあるシニガンスープなどになる。
国内では鹿児島県、沖縄県などで成魚が揚がるがほとんど利用されていない。
むしろカツオ釣りやタチウオ、マグロなどのエサとしての利用が進みつつある。

水産基本情報

市場での評価 国内では養殖されたものが冷凍輸入されて出回る、安い。
漁法 養殖

産地海外 台湾、インドネシア、フィリピン
産地国内 沖縄県、鹿児島県

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

触って張りのあるもの。目が澄んでいるもの。体表がくすんで見えるものは古い。

味わい

旬は不明。
本来養殖ものを食用としている。
鱗は小さく、取りやすい。皮は厚く硬い。
透明感のある実で血合い骨の上下に長く細い骨が斜めに入っている。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

調理法 汁(シニガンスープ、中華スープ、みそ汁、潮汁、だんご汁)、生(セビーチェ、刺身、なめろう)、塩焼き(塩焼きサルサソース、さんが焼き)、蒸し煮(PAKSIW NA ISDA パクシウ ナ イスダ)、唐揚げ、ソテー(オイル焼き)
汁◆淡泊な味で、身自体に微かに酸味がある。これが酸味のある汁によく会う。タマリンドやエビのペーストを使ったシニガンスープは、サバヒーを国魚ともしているフィリピンを代表する料理だが、実にうまい。中華風、みそ汁、潮汁などにしても絶品。
生◆刺身にしてもいいが青唐辛子と塩、レモン(ライム)でセビーチェにして美味。
塩焼き◆焼いてそのまま食べるよりもサルサソース、ホットチリソース、サンバルソースなどをかけて食べた方がうまい。
唐揚げ◆熱を通すと締まるので香ばしさよりも、身自体の味が勝つ。これもエスニック風のソースを使って非常に美味。
インドネシア産養殖もの。体長30センチほど。
シニガンスープ。




好んで食べる地域・名物料理

台湾、フィリピン、インドネシア

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

参考文献 ▽

『東南アジア 市場図鑑(魚貝篇)』(河野博編 弘文堂)、『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂)
鹿児島県水産技術センター指宿内水面分場


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