ギンカガミ

ギンカガミの生物写真

体長20cm前後になる。非常に側へんしていて厚みはほとんどない。鰭に棘がなく腹鰭は紐状に伸びる。

魚貝の物知り度 ★★★★
知っていたら達人級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★★
究極の美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ギンカガミ科ギンカガミ属
外国名
英名/Moon fish
学名
Mene maculata (Bloch and Schneider,1801)
漢字・由来
漢字 銀鏡
由来・語源 「ぎんかがみ」はどこの呼び名であるか、不明。「ぎんかがみ」は「銀鏡」だろう。今風のものではなく鋳造物である丸い江戸時代以前のものに似ているという意味合い。これだけユニークな姿なんだからきっと各地で様々な呼び名をされているだろう。情報を求むなのだ。
地方名・市場名
ホウチョウエバ/宮崎県日南市目井津漁港20170511
紀州魚譜にカガミウオ、タボコボウチョウ(煙草包丁)とあり、
『紀伊続風土記』にホウチョウウオ(ホウチョウウオ)、ムナダカ(胸高)とあるとのこと。
カガミイオ、ヒラエバ、ムナダカ。

概要 ▽

生息域

海水魚。内湾、浅い海域。
九州西岸の東シナ海沿岸、茨城県〜九州南岸の太平洋沿岸、沖縄・八重山諸島。[少ない海域]青森県〜島根県の日本海沿岸、瀬戸内海。台湾、浙江省〜トンキン湾の中国沿岸、海南島、インド〜西太平洋。

生態

基本情報

西日本に多い魚。
関東などではあまりまとまってとれない。
鮮魚で出回ることも少なく、食用としての認知度は非常に低い。

水産基本情報

市場での評価 入荷は比較的希。一定の評価がなく安い。
漁法 定置網
産地 大分県、和歌山県など

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

銀色に輝いているもの。触って張りのあるもの。

味わい

旬は不明。
鱗はない。皮は薄く弱い。骨が強く、左右に非常に薄いので歩留まりが悪い。
身は血合いが強く、あまりきれいではない。熱を通しても硬く締まらない。
アジに似て白身と赤身の中間的な味でいいだしが出る。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

調理法 揚げる(フライ)、ムニエル、汁(みそ汁)、塩焼き、煮つけ、刺身
揚げる◆アジに似た身でしまっておりフライにすると実にうまい。身に強いうま味があり、それでいながらクセがなく上質な身なのでフライには持って来い。
ムニエル◆油を使った料理に合う。特にバターでソテーすると血合いの生臭さも消えて食べやすくなる。
汁◆アラからは赤身の魚のようないいだしが出る。みそとの相性もよく滋味あふれる味わいになる。若布、青菜、ネギ類などの定番的な野菜もジャガイモ、ニンジンなどの根菜類もいい。
塩焼き◆平凡な味わいであるが皮、血合いなどに独特の風味と酸味があって、個性豊かな味わい楽しめる。
煮つけ◆食べる部分は少ないが、身にしょうゆなどの調味料に負けない強いうま味がある。あまり硬く締まらないのも好ましい点だ。
刺身◆血合いが大きく酸味と独特の香りがあって、これがよいところでもあり、好き嫌いの出るところでもある。柑橘類との相性がよく、薬味は山葵よりも生姜、にんにくなどの方が合う。
アジに似た身でしまっておりフライにすると実にうまい。身に強いうま味があり、それでいながらクセがなく上質な身なのでフライには持って来い。
ギンカガミのムニエルムニエル。油を使った料理に合う。特にバターでソテーすると血合いの生臭さも消えて食べやすくなる。
ギンカガミのみそ汁みそ汁。アラからは赤身の魚のようないいだしが出る。みそとの相性もよく滋味あふれる味わいになる。若布、青菜、ネギ類などの定番的な野菜もジャガイモ、ニンジンなどの根菜類もいい。
ギンカガミの塩焼き塩焼き。平凡な味わいであるが皮、血合いなどに独特の風味と酸味があって、個性豊かな味わい楽しめる。
ギンカガミの煮つけ煮つけ。食べる部分は少ないが、身にしょうゆなどの調味料に負けない強いうま味がある。あまり硬く締まらないのも好ましい点だ。
ギンカガミの刺身刺身。血合いが大きく酸味と独特の香りがあって、これがよいところでもあり、好き嫌いの出るところでもある。柑橘類との相性がよく、薬味は山葵よりも生姜、にんにくなどの方が合う。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

干物

釣り情報

歴史・ことわざなど

参考文献 ▽

『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)、『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂)、『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929)


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