キビレカワハギ

キビレカワハギの生物写真

30センチ前後になる。側へんし菱形。第一背鰭は瞳の中心線上から始まる。

魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系フグ目カワハギ科ウマヅラハギ属
外国名
Modest filefish
学名
Thamnaconus modestoides (Barnard,1927)
漢字・由来
漢字 黄鰭皮剥
由来・語源 鰭が黄色いため。
地方名・市場名

概要 ▽

生息域

海水魚。
駿河湾、八丈島、小笠原諸島、和歌山県、高知県、愛媛県、山口県日本海側、五島列島。台湾、香港、オーストラリア西岸・東岸、ニューカレドニア、マダガスカル、アフリカ南東岸。

生態

基本情報

駿河湾などでとれるようになってきたもの。見た目はウマヅラハギそっくりで混同されている。
キビレハギ
は目の上のトゲの前端が瞳の真上にある。また斜めに切れ込む鰓穴が目よりも前方にまで切れ込んでいる。
また身体の色合いは黄味のある茶色で模様はない。
ウマヅラハギ
目の上のトゲの前端が瞳の真上よりも後ろにある。斜めに切れ込む鰓穴が目の前端よりも後ろまでしか切れ込まない。
また全体に身体の色合いが黒っぽく、ときに雲状の模様がある。

水産基本情報

市場での評価 築地など関東の市場では数回見ているだけ。ウマヅラハギと同じ評価でやや高値。
漁法 定置網
産地 静岡県

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

味わい

旬は秋から春(?)。
皮は厚く、ビニールのようで剥ぎやすい。
薄皮があり、繊細で引くのは難しい。骨はやや硬い。
血合いは片身上下に大きく、濃い赤褐色。血合いをすきとると歩留まりは悪い。白身で赤みがかる。熱を通すと締まる。肝は秋冬に大きく美味。
肝はクセ、嫌みがなく非常に美味。
骨や、筋肉、アラなどからいいだしが出る。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

調理法 刺身、汁(鍋、みそ汁など)、塩焼き、唐揚げ
刺身◆淡泊で上品な味わいのなかにうま味がある。肝は非常に美味。
汁◆鍋材料として非常に優れている。肝醤油で食べるとまた一段と美味。みそ汁、潮汁にしてもいい。
塩焼き◆淡泊ではあるが身離れがよく、ショウガ醤油などで食べて美味。
鰭筋周辺の筋肉は濃い赤、赤みがかった色合いの身で淡泊な味。熱を通しても硬く締まらない。
キビレカワハギの刺身刺身。淡泊で上品な味わいのなかにうま味がある。肝は非常に美味。
キビレカワハギのちり鍋ちり鍋。鍋材料として非常に優れている。肝醤油で食べるとまた一段と美味。みそ汁、潮汁にしてもいい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

参考文献 ▽

『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)


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