オオクチバス

代表的な呼び名ブラックバス

オオクチバスの生物写真

体長50センチ前後になる。

魚貝の物知り度 ★★
これは常識
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目サンフィッシュ科オオクチバス属
外国名
Black bass
学名
Micropterus salmoides (Lacepède,1802)
漢字・由来
地方名・市場名
古くはクロマス、オオクチクロマス。
グリーンバス(Green bass)、グリーントラウト(Green trout)、オスウェゴバス(Oswego bass)、ノーザンブラックバス(Northern black bass)、リンサイドバス(Linside bass)。
オウミスズキ(近江鱸)。

概要 ▽

生息域

淡水魚。河川、湖沼、ため池。
北海道〜沖縄県の全国。
原産地、カナダケベック州・オンタリオ州からミシシッピ川、北アメリカ東南部。移植によりアメリカ全土。オーストラリア、フィンランドスエーデン、ハンガリー、ロシア、ドイツなど。

生態

産卵期は5月〜7月。
湖底に深さ15㎝ほどの巣を作る。雄は成熟した雌を巣に招き、産卵。
雄は卵と稚魚を守る。

基本情報

1925年(大正14)赤星鉄馬という実業家がアメリカ合衆国オレゴン州より輸入。箱根芦ノ湖(神奈川県)に放流した。肉食魚であり、日本の原産種への影響から別の地域への放流が禁止されていたのにもかかわらず、全国的に放流されて増える。
釣りの世界では重要魚。
箱根では観光資源ともなっている。
非常に味のいい魚で、琵琶湖博物館などでは「バス料理」が出されて好評を博している。
駆除の対象として国税を使うよりも、もっと食用魚として生かしながら減らしていくべきだと思う。

水産基本情報

市場での評価 流通しない。
漁法 定置網、釣り
産地 琵琶湖など

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

触って張りのあるもの。鰓が赤いもの。

味わい

旬は冬から産卵期前の初夏
鱗はやや硬いが取りやすい。皮は厚く硬い。
透明感のある白身で、ほどよく繊維質。白身として非常に上質である。
骨アラなどからいいだしも出る。

栄養

必須アミノ酸がバランスよく含まれている。老化を防ぐタウリンも豊富。

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

調理法
フライ(コートレット、かつ)、ムニエル、天ぷら、刺身(注:寄生虫の危険性などがあり、食べる場合には自己責任で)
オオクチバスのフライフライ フライは絶品である。一度食べたらやみつきになる。海水魚と比べてもトップクラスの味わい。油に泳がせてあげるとかりっとして美味。フライパンで少量のバターで焼き上げ(ソテー)てもいい。
オオクチバスのムニエルムニエル バターでソテーするとしっとりと中がジューシーにあがり、非常に上質な味わい。高級料理店でも使える素材である。海水魚のスズキよりも上ではないかと思う。
天ぷら 魚類ではあるがクセのない白身で衣をつけて揚げてもうまい。
オオクチバスの刺身刺身 生食して絶品ではあるが、地方自治体などに安全の確認をお願いしたい。非常に優れた味わいである。

好んで食べる地域・名物料理

バス料理 『琵琶湖博物館内 ミュージアムレストラン にほのうみ』滋賀県草津市。バスバーガー、バス天丼。バスの天ぷら、バスカレー、湖の幸の天ぷらうどん・そば。とかく誤解を生みがちなバスの印象を一変してくれるうまさ。
バスバーガー『にほのうみ』で今は限定的にさされているバスバーガー。
オオクチバス天丼『にほのうみ』の定番メニューの天丼。これがイケます。

加工品・名産品

釣り情報

ルアー釣りの重要対象魚種。

歴史・ことわざなど

参考文献 ▽

協力/琵琶湖博物館内 ミュージアムレストラン『にほのうみ』、『八王子淡水』
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)、『日本の淡水魚』(川那部浩哉、水野信彦 編・監修 山と渓谷社)


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