イボニシ

イボニシの形態写真一覧 (クリックで下に拡大表示)
殻長3-5cmほど。螺肋は黒く幅の広い帯状。殻口内は黒紫色。大分県宇佐市産。殻長3-5cmほど。螺肋は黒く幅の広い帯状。殻口内は黒紫色。島根県松江市鹿島町産。鹿児島県南さつま市笠沙産。殻長3-5cmほど。螺肋は黒く幅の広い帯状。殻口内は黒紫色。広島県倉橋島産。

イボニシの形態写真

殻長3-5cmほど。螺肋は黒く幅の広い帯状。殻口内は黒紫色。大分県宇佐市産。

魚貝の物知り度 ★★
これは常識
食べ物としての重要度 ★★★
一般的(流通量は多くも少なくもない)
味の評価度 ★★★
美味
分類
動物門軟体動物門腹足綱前鰓亜綱新生腹足上目新腹足目アッキガイ上科アッキガイ科レイシガイ亜科レイシガイ属
外国名
学名
Thais (Reishia) clavigena (Küster,1860)
漢字・由来
漢字 疣螺
由来・語源 疣(いぼ)状の突起が目立つ巻き貝の意味。
地方名・市場名
カラシ/徳島県海部郡海陽町竹ヶ島
ニガニシ/高知県宿毛市、幡多郡大月町西泊、土佐清水市竜串・三崎・窪津・三原
ニシ/愛媛県伊方町
ニナ/愛媛県伊方町、大分県
ニーナ/大分県
タバコニシ(煙草螺)/大分県宇佐市
イカダニシ、イカチロウ、イカツ、カラニシ、イガラニシ、イシナゴ、イソモン、イワタカ、イワテコ、オトコダビ、オトコツブ、オトコニシ、カライカライ、カライカライダマ、カライソモノ、
カライソモン、カライボ、カライポーポ、カラカラダマ、カラシダマ、カラシダメ、カラダマ、カラツブ、カラニシ、カラベイボ、カレーエボ、カラーカレ、カレイカレイ、カレイカレイダマ、カレーカレー、カレエノ、カレエボ、カレエタマ、カレエノ、カレンボ、クロニシ、ケエ、コシュミナ、コショウニナ、コショウミナ、コスウ、ゴンゴ、シタダミ、タバコ、タバコガイ、タバコゴナ、タバコスイ、タバコダビ、タバコツブ、タバコニイナ、タバコニシ、タバコニナ、タバコブキ、タバコブケ、タマ、ダマ、ツブ、トウガラシニシ、トンガラシベーボ、ナンバンキーラメ、ニガイソモン、ニガガイ、ニガガリダマ、ニガキャンコ、ニガズボ、ニガニーナ、ニガニシ、ニガビナ、ニガポポ、ニガマギ、ニガミナ、ニガモウ、ニガモウバ、ニガリダマ、ニゲアケア、ニシ、ニシイ、ニシカイ、ニシガイ、ニシグイ、ニシグリ、ニシコ、ニシコウ、ニシコダマ、ニシツブ、ニシマギ、ニシミナ、ニシン、ニシンゴロウ、ニシンボ、ニナ、ネコ、ネコダメ、ネコネコ、パッチリ、ブーブー、フクンジョ、プップー、ヘタニシ、ホウジョウ、ポーポーガイ、ポーポーゲエ、マツカサツボ、マツバダメ。

概要 ▽

生息域

海水生。北海道南部・日本海男鹿半島以南。

潮間帯の岩礁域(岩やコンクリート)にいるがかなり上部、引き潮のときに干上がるような場所にまで見られる。

生態

潮間帯にいるフジツボや小型の二枚貝を襲って穴を開けて食べる。

基本情報

日本全国の潮間帯(海辺の岩場)などに、いたって普通に見られる小型の巻き貝。
肉食性の貝で養殖のカキなどを襲う有害種の貝として水産の世界では名を馳せる。
採取が簡単なので日本各地で「磯もの」としてほそぼそと食べられている。
内蔵に独特の弱い辛みがあり、珍味のたぐいと思われてもいる。
大分県はこのような磯の巻き貝をよく食べる地域であるが、えぐみのある本種もよく食べる。

水産基本情報

市場での評価 関東などでは一定の評価はない。過去に大分県から「ニーナ」と書かれた発泡箱が入荷してヘソアキクボガイ、クボガイなどに混ざっていた。少なからずいたのは明らかに食用とされるためだ。
漁法 採取
産地 大分県など

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

原則として生きているもの。

味わい

旬は春だと思うが、年間を通して食べられている。
貝殻は硬く非常に小さい。ふたは柔らかい。
身は取り出しやすく、内蔵に独特の辛みがある。
料理の方向性
生食には向かない。そのままゆでる、煮るが基本、みそ汁にするところもある。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

料理法 煮る(塩味、しょうゆ味)

イボニシの塩ゆで塩ゆで 塩水に入れて火をつけてゆであげたもの。ワタに独特のえぐみがある。
イボニシの煮貝煮貝 しょうゆ、酒、水を合わせて置き、火をつけて煮上げたもの。塩ゆでよりも味わい深い。

好んで食べる地域・名物料理

大分県宇佐市。みそ汁や塩ゆでにして食べる。

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

参考文献 ▽

協力/徳島県海部郡海陽町竹ヶ島のみなさん
『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)
総説 田辺湾周辺産貝類の生態 大垣俊一 Argonauta 11:27-46 (2005)、『四国西南地域における生物方言と利用』(土佐清水市ボランティア研修会資料)


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