ヒョウモンシャチブリ
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77cm TL 前後になる。頭部は丸みがあり微かに縦へん、腹部から尾にかけては側へんする。体側には暗褐色の斑紋が散らばるが死ぬと不明瞭になるのではないかと思う。口は非常に大きく前方に伸びる。腹鰭軟条は10-11、前3本が遊離する。[55cm TL ・1.278kg] 77cm TL 前後になる。頭部は丸みがあり微かに縦へん、腹部から尾にかけては側へんする。体側には暗褐色の斑紋が散らばるが死ぬと不明瞭になるのではないかと思う。口は非常に大きく前方に伸びる。腹鰭軟条は10-11、前3本が遊離する。[55cm TL ・1.278kg] 77cm TL 前後になる。頭部は丸みがあり微かに縦へん、腹部から尾にかけては側へんする。体側には暗褐色の斑紋が散らばるが死ぬと不明瞭になるのではないかと思う。口は非常に大きく前方に伸びる。腹鰭軟条は10-11、前3本が遊離する。[55cm TL ・1.278kg]
魚貝の物知り度 |
★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 |
★ 食用として認知されていない |
味の評価度 |
★★★ 美味 |
分類 |
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区正真骨下区シャチブリ上目シャチブリ目シャチブリ科ヒョウモンシャチブリ属
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外国名 |
ー
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学名 |
Guentherus katoi Senou, Kuwayama and Hirate, 2008
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漢字・学名由来 |
漢字/豹紋鯱振 Hyoumonshatiburi
由来・語源/瀬能宏(神奈川県立生命の星博物館)、桑山真次(蒲郡市竹島水族館)、平手康市(沖縄県海洋深層水研究所)の命名ではないか? 頭部を除く体表に豹紋(暗色の丸い斑紋)があるため。 Senou 瀬能 宏 (Senou Hiroshi)1958年東京生まれ。農学博士。魚類の分類学・生物地理学・保全生物学。神奈川県立生命の星・地球博物館、主任学芸員。
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地方名・市場名 |
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概要
生息域
海水魚。水深320-621m。
熊野灘、[長崎県]、鹿児島県宇治群島の宇治島沖、沖縄諸島久米島沖。
生態
ー
捕食物 消化器官の中からは甲殻類が出て来た。コシオリエビ類、ヒメエンコウガニ、イツツバガザミが確認できた。
基本情報
国内で数個体しか揚がっていない珍しい魚である。ただ多くの漁業者がとれても廃棄している可能性がある。非常に味のいい魚ではあるが、料理法は限られる。
水産基本情報
市場での評価/流通しない。
漁法/釣り
産地/長崎県
選び方・食べ方・その他
選び方
味わい
旬は不明。
鱗はなく、全体にゼラチンのように柔らかい。骨も非常に柔らかい。
水分の多い身ではあるが煮てもくずれることはない。
肝や胃袋などは非常に美味。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
ヒョウモンシャチブリの料理法・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)、汁(醤油汁)、揚げる(唐揚げ)
ヒョウモンシャチブリの醤油汁 水洗いして頭部や腹側の身を適当に切る。湯通しして冷水に落として表面のぬめりを流す。水分をよくきり、水・酒・醤油、本種の切り身をあくをすくいながら煮立たせていく。味加減をみて出来上がり。非常に味わい深く、魅力的な汁である。韓国風にトウガラシをふると味が引き立つ。
ヒョウモンシャチブリの煮つけ 水洗いして適当に切る。内臓では胃袋、肝を取り出す。これらを湯通しして冷水にとり、表面のぬめりを取る。水分をよくきり、酒・みりん・醤油・水を煮立てたところに入れて強火で短時間煮る。皮も身もとろけるように柔らかく味がある。胃袋、肝もとてもおいしい。
ヒョウモンシャチブリの唐揚げ 水洗いして水分をよくきる。体幹部分を適当に切り、ペーパータオルなどでくるみ冷蔵庫に入れて水分を少し抜く。片栗粉をまぶしてじっくり揚げ、揚げ上がりに塩コショウを振る。表面はさくっとして中は煮つけのような味わい。塩をしていないのに身に味がある。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど