コブダイ
代表的な呼び名カンダイ
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★ 知っていたら通人級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
分類 | 顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系ベラ亜目ベラ科コブダイ属
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外国名 | 英名/Bulgyhead wrasse, Cold porgy 中国語/寒鯛
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学名 | Semicossyphus reticulatus (Valenciennes, 1839)
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漢字・学名由来 | 漢字 瘤鯛 Kobudai |
地方名・市場名 |
概要
生息域
海水魚。
北海道〜九州南岸の太平洋沿岸、北海道〜九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海。朝鮮半島南岸・東岸南部、済州島、鬱陵島、香港。
黒潮洗う水温の高い海域よりも日本海や瀬戸内海に多い。
生態
小型のときは雌で性転換して大型になると雄になる。
産卵期は春。
雄と雌が海面近くに円を描くようにのぼり、産卵する。
エサはサザエやカキ、カニなど。硬い歯でサザエなどの殻を噛み砕いて食べている。
基本情報
温帯域である北海道から九州の岩場に普通に見られる1m以上になる大型魚。あまり暖かい海域ではなく日本海や瀬戸内海での水揚げが多い。定置網、釣り漁などで揚がるが量的には少ない。
大型魚でクセのないしっかりした白身なので用途は広く、フレンチ、和、中華など素材として非常に優れている。
珍魚度 珍しい魚ではなく沿岸域に普通である。ただし漁獲量は多くなく、流通にのることも少ない。探すと意外に苦労する。
水産基本情報
市場での評価 入荷量は少ないが珍しいものではない。大型で上質な白身なので一定の需要があり、やや安値ながら安定している。小型魚の評価は低い。
漁法 釣り、定置網
産地
選び方・食べ方・その他
選び方
触って張りのあるもの。体色の赤や褐色の濃いもの。退色してあせたもの、張りのないものは古い。大きい方が味がいい。
味わい
鱗は硬いが取りやすい。皮は厚みがあって強い。骨はあまり硬くない。
真っ白な身で鮮度のよいものは透明感がある。身にはまったくクセがなく、生で柔らかく、熱を通すと少し締まるが硬くはならない。
頭部にある瘤には脂肪を多く含んだ柔らかい組織が詰まっている。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
古くは大型魚と小型魚は別種と考えられていた? 紀州魚譜に「カンダイ、体長12尺」、「コブダイ、体長23尺」とある。いずれもありえない大きさ。
地方名・市場名
参考日比野友亮さん/和具の方言 場所三重県志摩市和具町
参考文献 場所三重県鳥羽、和歌山県、関西、愛媛県三津・松山
参考文献 場所三重県鳥羽、和歌山県辰ヶ浜、高知
参考文献 場所伊豆
参考文献 場所兵庫県明石
参考文献 場所和歌山
参考文献 場所和歌山県
参考文献 場所和歌山県太地
参考文献 場所和歌山県白崎
場所和歌山県辰ヶ浜
イザ イダ
参考文献 場所和歌山県辰ヶ浜
参考文献 場所和歌山県辰ヶ浜・串本・田辺
参考文献 場所富山県東岩瀬
参考文献 場所小笠原父島
参考文献 場所島根県松江
参考文献 場所広島県
参考文献 場所広島県柳井
参考文献 場所愛媛県宇和島
参考文献 場所新潟県佐渡島、石川県七尾
参考文献 場所新潟県寺泊
参考文献 場所石川県宇出津、福井県坂井
参考文献 場所福岡県玄海
参考長浜鮮魚市場20181120 場所福岡県福岡市
参考文献 場所秋田県象潟、関西、広島県、兵庫県家島、島根県松江、山口県下関
参考文献 場所長崎
参考静岡県水産・海洋技術研究所・伊豆分場 場所静岡県田牛
参考文献 場所鹿児島県
場所山形県酒田市酒田漁港山形県漁業協同組合
場所兵庫県明石市
備考古くは。東京での呼び名で寒の時期に味がよくなるため。 場所東京、神奈川県江ノ島・小田原、徳島県
参考文献 場所和歌山県、広島県