202404/16掲載

千葉市地方卸売市場関連棟のミルクスタンド

そんなに古い作りではないが懐かしい


千葉県千葉市、千葉市地方卸売市場は規模が大きく、関連棟も充実している。あまりにも細長いのが難点で、できれば正方形に近い形で作って欲しかった。
長すぎるので途中で一休みしたくなる。そんな中間地点にあったのがミルクスタンド カワイだ。看板にたばこ、新聞、雑誌、牛乳、パンとある。この総てが今では斜陽である。あえて言えば菓子パンは売れるかも。
あまりにも懐かしいので、ここで牛乳を飲む。
フルヤ牛乳の4.2特濃牛乳だった。4.2は意味不明だったが、ガラスケースの上でフィルムをはがしてフタを開けてくれた。本当に懐かしいさがこみ上げてきた。

冷蔵庫の牛乳の数が少ないのが心配


といっても、スタンドで牛乳を飲んだことあるかな?
小林信彦の『喜劇人に花束を』とか、雑誌のインタビューで伊東四朗さん(会ったことがある人は敬称をつける)は1960年前後、早稲田の購買部で牛乳のフタを開けていたという。あの針がついた道具でペコペコっと開けていたのに違いない。
大学の購買部で牛乳を飲むこと自体に時代を感じる。
ボクの学校の売店もそれなりにマンモス校なので購買部は充実していたが、牛乳は飲んでいない。
秋葉原駅で飲んだ記憶が微かにあるけど、牛乳のフタを開けてもらった記憶はない。

特濃牛乳は非常においしいぜ


今回改めて、牛乳のフタを開けてくれるって、とても優しいし、嬉しいことではないか、と気づかせてくれた。
このミルクスタンドも末永く残ってくれるとありがたい。
ちなみに書き忘れたが、「フルヤ牛乳 4.2特濃牛乳」はとてもおいしかった。


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