40センチ以上になる。
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魚貝の物知り度
★★★★
知っていたら達人級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★★★
究極の美味
分類
節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目ザリガニ下目アカザエビ上科アカザエビ科ウミザリガニ属外国名
学名
Homarus gammarus (Linnaeus,1758)漢字・学名由来
ーLinnaeus
Carl von Linné(カール・フォン・リンネ 1707-1778 スウェーデン)。二名法を確立。地方名・市場名 ?
生息域
海水生。大西洋、ノルウェーから地中海。生態
ー基本情報
本来のオマールエビは本種のこと。
ヨーロッパを代表する高級エビでフレンチのみならず、定番的な料理の食材となっている。
ソースアメリケーヌとは本種のコライユ(みそ)を使ったソースのこと。
フレンチでは魚貝類のソースの代表的なもの。水産基本情報
市場での評価 入荷量はいたって少ない。活けは非常に高価。1キロ1万円近くになる。
漁法
産地選び方
原則的に生きているもの。味わい
旬は不明。
殻は硬く身は非常にしまっている。
甘み旨みともに強い。
みそは濃厚で強い旨みがある。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
調理法 煮込み、蒸す、ゆでる、焼く
味わいはアメリカンロブスターに勝る。味が濃い。
フランス料理の代表的な食材である。一番代表的なのはぶつ切りにして炒めてコニャック、ワイン、魚のスープと合わせて煮込むもの。この煮込んだ煮汁にコライユ(わた)と生クリームを合わせたものが「オマールエビの煮込みアメリカ風(ソースアメリケーヌ)」。手間がかかるがとてもうまい。
ただしいちばんうまいのは単純に蒸したもの。身が詰まっていて、甘味と旨味が強く非常にうまい。変に通ぶらないで市販のマヨネーズやタルタルソースで楽しむのがいい。
イセエビのように鬼がら焼きにしても旨い。好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
■ 本来のオマールは本種。
■ オマールエビにはヨーロッパ産(Homarus gammarus)とアメリカ産が(Homarus americanus)あってアメリカのものが安くて一般的である。
■ Homard a l'americaine(オマールエビの煮込みアメリカ風)もしくはアメリケーヌソースというのは本種もしくはヨーロピアンオマールが材料。この料理は1900頃、ピエール・ブレッスンがアメリカ人客のために考えた。参考文献・協力
『原色日本大型甲殻類図鑑』(三宅貞祥 保育社)、『食材魚貝大百科』(平凡社)、『プロ調理の基本2 フランス料理 魚介料理』(同朋社)