頬から体側にかけて赤褐色の小さな斑点がある。背鰭棘状部と軟条部との間に深い欠刻がある。尾鰭は円形。眼下から頬を横断する赤褐色の帯があり、腹部に8つの赤褐色の横帯がある。[12cm SL , 13.5cm TL ・34g]
ヤマユリトラギスの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
-
魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★
食用として認知されていない味の評価度
★★★
美味
分類
硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目ワニギス亜目トラギス科トラギス属外国名
学名
Parapercis kentingnesis Ho,Chang and Shao, 2012漢字・学名由来
漢字/山百合虎鱚 Yamayuritoragisu
〈本種の新標準和名は本種の識別的特徴である頬に散在する赤褐色点がユリ科植物のヤマユリの花を連想させることに由来する〉。『トラギス科魚類ヤマユリトラギス (新称) Parapercis kentingensisの日本における記録 松尾怜• 松沼瑞樹• 本村浩之• 木村清志』 2018年04月25日
ソマリトラギス 古くは蒲原稔治など(Kamohara and Yamakawa /1968)が、Parapercis somaliensis Schultz, 1968 (Somali sandperch) に同定していたためにソマリトラギスという標準和名がつけられていた。ただし、これが誤同定とわかり、後に、Parapercis shaoi Randal,2008 となってもソマリトラギスの和名は変わらなかった。後に台湾南部で採取された標本により、Parapercis kentingensis Ho,Chang and Shao,2012 と記載されたものと(Kamohara and Yamakawa /1968)が同種となる。2018年、アフリカ東岸ソマリア沿岸でとれない本種に「ソマリ」は相応しくないとして、ヤマユリトラギスの標準和名となる。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。
相模湾、[銭州群島]、和歌山県白浜、鹿児島県大隅諸島(口永良部島・屋久島沖・大隅海峡)、 トカラ列島口之島、 屋久新曽根、奄美大島。
台湾南部。生態
ー基本情報
紆余曲折があり、和名が定まったのが2018年のこと。生息域もはっきりしていない魚なので詳細は不明である。温暖化がすすむと増えてくる可能性がある。水産基本情報
市場での評価/流通していない。
漁法/
産地/選び方
色が鮮やかで身に張りのあるもの。味わい
旬は不明。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/マルコウ水産(東京都八王子市北野)、和田英敏さん(小田原市)
『トラギス科魚類ヤマユリトラギス(新称) Parapercis kentingensisの日本における記録 松尾怜• 松沼瑞樹• 本村浩之• 木村清志』2018年04月25日