ヤセアマダイ

Scientific Name / Malacanthus brevirostris Guichenot, 1848

ヤセアマダイの形態写真

体長28cm前後になる。頭部は小さく吻は丸い。体は低く細長い。背鰭は鰓蓋骨後縁よりも後ろから始まる。尾鰭は截形。主鰓蓋骨の棘は長く伸びる。[21.5cm SL]

    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


      食べられなくはない

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目キツネアマダイ科キツネアマダイ属

    外国名

    学名

    Malacanthus brevirostris Guichenot, 1848

    漢字・学名由来

    漢字/痩甘鯛 Yaseamadai
    由来・語源/キツネアマダイ科はアマダイ科と非常に近しい県警にあるので、アマダイがつき。キツネアマダイに姿が似て、より細長いため。
    〈スズキ群キツネアマダヒ科(新称)キツネアマダヒ屬(新称)ヤセアマダヒ(新称) Malacanthus hoedtii Bleeker, 1859/シノニム〉『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)
    Guichenot
    Antoine Alphone Guichenot(1809-1876 フランス)。動物学者。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。岩礁域、サンゴ礁域。
    屋久島、琉球列島、小笠原諸島。
    駿河湾、和歌山県白浜、高知県柏島。
    幼魚は伊豆半島東岸、三重県二木島、和歌山県串本。
    インド-汎太平洋。

    生態

    基本情報

    主に熱帯のサンゴ礁域に生息する。小型魚。
    食用ではなく、アオリイカなどのエサにする。
    珍魚度 珍しい魚ではないが、食用魚ではないので流通しない。自分で釣るなどするしかない。

    水産基本情報

    市場での評価/流通しない。
    漁法/
    産地/

    選び方

    触って張りのあるもの。

    味わい

    旬は不明。
    鱗は小さく硬い。皮は厚みがある。骨はあまり硬くない。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ヤセアマダイの料理・レシピ・食べ方/揚げる(唐揚げ)

    ヤセアマダイの唐揚げ 水洗い三枚に下ろすと極端に歩留まりが悪いので、唐揚げにする。ここでは背開きにし、水分をよくきり、片栗粉をまぶしてじっくり二度揚げにする。丸ごと食べられて美味。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/川東守昭さん・繭右さん(鹿児島県屋久島)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「ヤセアマダイ」を使用したレシピ一覧

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