ミミイカ

Scientific Name / Euprymna morsei(Verrill,1881)

ミミイカの形態写真

外套長3cm〜4cm。鰭は丸みを帯び耳のよう。
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外套長3cm〜4cm。鰭は丸みを帯び耳のよう。外套長3cm〜4cm。鰭は丸みを帯び耳のよう。外套長3cm〜4cm。鰭は丸みを帯び耳のよう。外套長3cm〜4cm。鰭は丸みを帯び耳のよう。外套長3cm〜4cm。鰭は丸みを帯び耳のよう。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    軟体動物門頭足綱鞘形亜綱十腕形上目コウイカ目ダンゴイカ科ダンゴイカ亜科ミミイカ属

    外国名

    学名

    Euprymna morsei(Verrill,1881)

    漢字・学名由来

    漢字 耳烏賊
    由来・語源 鰭(耳)が耳のようであるため。

    地方名・市場名

    ダンゴイカ
    場所兵庫県明石市 
    ミッキーマウス
    場所瀬戸内海など各地 
    テルコイカ
    場所福岡県福岡市 参考柳橋連合市場20181122 

    生息域

    海水生。
    北海道南部〜九州。

    生態

    基本情報

    北海道南部から九州までの内湾にいる。主な産地は瀬戸内海、九州北部で食材としてはローカルなものではあるが根強い人気がある。また瀬戸内海では食用としてだけではなく、マダイなどを釣るときの餌としても重要なものである。
    小さいけれども非常に味がよく、寒い時季の味覚として瀬戸内海などで認知度が高い。

    水産基本情報

    市場での評価/主に西日本で流通する。やや高値をつける。
    漁法/底曳き網
    産地/瀬戸内海周辺

    選び方

    触って張りのあるもの。白濁したものは古い。

    味わい

    旬は冬。
    小さいのでそのまま塩ゆでにしていい。
    墨も味の内である。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ミミイカの料理・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで、煮つけ、ガリシア風)、ソテー(アヒージョ)

    ミミイカの塩ゆで 非常に小型のイカなので丸のままよく水洗いして水分をよく切る。これをやや強めの塩水でゆでる。冷水に取るのではなく八分通り火を通しておかあげ(ザルなどで自然に放冷)しいたほうがいい。軟体部分もうまいが、卵巣や内臓にうま味がある。酢みそで食べても、わさびしょうゆで食べてもうまい。

    ミミイカのアヒージョ 軽く水洗いしてよく水分をきる。小振りの鉄のパン、あれば陶器のカスエラなどを用意。大量のニンニクとオリーブオイルを入れ、ミミイカを加えて上から振り塩。これを火に掛ける。ミミイカから水分が出てオリーブオイルと混ざり合う。これがパンに合う。
    ミミイカの煮つけ 丸のまま使うので軽く水洗いする。鍋にしょうゆ、酒、砂糖(しょうゆ、みりん、酒)を合わせて(水は使わない)煮立てて水切りしたものを短時間煮る。煮ても硬く締まらず、内臓にこくがある。
    ミミイカのガリシア風 本来はマダコなどを使うスペインガリシア地方の料理だ。軽く水洗いして水分をよく切っておく。強めの塩水を煮立てて軽くゆでる。ザルなどにとり器に入れてオリーブオイル、塩を加えて和える。仕上げにパプリカを振る。

    好んで食べる地域・名物料理

    瀬戸内海周辺。

    ドンビイカの塩辛ドンビイカの塩辛 兵庫県姫路市家島坊勢島で漁師さんなどが個人的に作っているもの。臭いがきつく、味も独特。ただしうま味豊かで日本酒に好相性。いつまでも作り続けて欲しいものだ。[兵庫県姫路市家島群島坊勢島、坊勢漁業協同組合]

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/土井祐介さん(兵庫県明石浦漁協)、坊勢漁業協同組合(兵庫県姫路市家島群島坊勢島)
    『新・世界有用イカ類図鑑』(奥谷喬司 全国いか加工業協同組合)
  • 主食材として「ミミイカ」を使用したレシピ一覧

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