プラーチョン

Scientific Name / Channa striata (Bloch, 1793)

プラーチョンの形態写真

SL 100cm前後になるが通常は60cm前後まで。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目タイワンドジョウ亜目タイワンドジョウ科タイワンドジョウ属

    外国名

    学名

    Channa striata (Bloch, 1793)

    漢字・学名由来

    Bloch
    Marcus Élieser Bloch(マルクス・エリエゼル・ブロッホ 1723-1799 ドイツ)。医師、博物学者。ヨハン・ゴットロープ・テアエヌス・シュナイダー(Johann Gottlob Theaenus Schneider)とともに『110の画像付分類魚類学』を刊行。

    地方名・市場名

    生息域

    淡水魚。水深1-2mの泥っぽい場所。
    パキスタン、タイ、中国南部。

    生態

    タイワンドジョウ科の淡水魚だ。
    世界中に2属27種がいるが、食用魚として重要である。
    空気呼吸魚で水中から鰓で酸素を取り込むこともでき、鰓弓の上に上鰓器官という血管の発達した粘膜のひだがありガス交換をして空気中の酸素も吸収できる。

    基本情報

    東南アジアでは重要なタイワンドジョウ科(Snakehead)の1種。

    水産基本情報

    市場での評価/主に東南アジアで流通する。国内では冷凍魚が出回る。
    漁法/養殖
    産地/タイ

    選び方

    冷凍魚として触って張りのあるもの。退色していないもの。

    味わい

    旬は不明。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    プラーチョン(Pla chon)の料理法・調理法・食べ方/煮る(プラーヌンシーユー/ปลานึ่งซีอิ๊ว)、焼く(プラーチョンパオクルア/ปลาช่อนผาเกลือ)

    プラーチョンの蒸し煮 タイでは重要な食用魚で、代表的なのは蒸して煮る「プラーヌンシーユー(ปลานึ่งซีอิ๊ว)」というものらしい。よくわからないままにねぎとしょうがをのせて蒸し、中国しょうゆ、青山椒、コブミカン、魚醬で煮てみた。身は適度に締まり、上品で飽きの来ない味わいである。ご飯に合う。


    プラーチョンの塩焼き タイ風に塩焼きにしてみる。「プラーチョンパオクルア(ปลาช่อนผาเกลือ)」は塩をまぶしてコブミカンの葉、レモングラスを腹に入れてじっくりと焼き上げる。焼くとほどよく締まり、身にうま味がある。非常に美味である。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/日比野友亮(北九州市立自然史・歴史博物館)
    『東南アジア 市場図鑑 [魚貝篇]』(河野博編 弘文堂)
  • 主食材として「プラーチョン」を使用したレシピ一覧

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