ツツガキ

Scientific Name / Nipponoclava gigantea (G. B. Sowerby III, 1888)

ツツガキの形態写真

石灰管の長さ30cm以上になる。筒には砂を纏い、貝殻は筒の部分に比べて小さく、水管が長い。貝殻は筒の根元にへばりついている。上になっている口はフリル状の花のよう。[全体]
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石灰管の長さ30cm以上になる。筒には砂を纏い、貝殻は筒の部分に比べて小さく、水管が長い。貝殻は筒の根元にへばりついている。上になっている口はフリル状の花のよう。[全体]石灰管の長さ30cm以上になる。筒には砂を纏い、貝殻は筒の部分に比べて小さく、水管が長い。貝殻は筒の根元にへばりついている。上になっている口はフリル状の花のよう。[全体]上になっている口はフリル状の花のよう。[全体]貝殻は筒の部分に比べて小さく、水管が長い。貝殻は筒の根元にへばりついている。形態はナミガイに似ている。貝殻は筒の部分に比べて小さく、水管が長い。貝殻は筒の根元にへばりついている。形態はナミガイに似ている。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    軟体動物門二枚貝綱異歯亜綱ウミタケガイモドキ目(異靱帯目)ハマユウガイ上科ツツガキ科ツツガキ属

    外国名

    学名

    Nipponoclava gigantea (G. B. Sowerby III, 1888)

    漢字・学名由来

    漢字 筒蠣 Tsutsugaki
    由来・語源 『六百介品』より。筒状をした蠣という意味。

    地方名・市場名

    タッゲ
    場所鹿児島県 

    生息域

    海水生。水深5-70mの砂礫底に埋没。
    房総半島・富山縣から九州南部。

    生態

    基本情報

    比較的浅い砂地などにいるもので、刺網などで揚がるが食用となることはない。
    砂のついたただの石灰質の筒にしか思えない不思議な姿であり、一見生物とは思えないと思う。ようく根元の部分を見ると、二枚貝(貝殻)がへばりついているように見えるが、これがこの大きな物体の生体とも思えないだろう。この貝殻の下に軟体が隠れている。食用にはなるが全体の大きさに比べるとあまりにも小さい。
    むしろ貝の収集の対象である。

    水産基本情報

    市場での評価 流通しない。食用とみなされていない。
    漁法 刺し網
    産地

    選び方

    味わい

    旬は不明。
    可食部は筒の根元にほんの少しだけ。
    形はナミガイに似ており、食べ方も同様。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ツツガキの料理・レシピ・食べ方/湯引き

    ツツガキの湯引き 筒の一部を壊して引き離す。貝の部分は非常にナミガイに似ていて、味も似ている。全体の大きさからすると驚くほど小さいが水管周辺が食用にはなる。このままでは少し生臭いのでナミガイ同様軽く湯引きする。水分をよくきってほとんど生の状態で刺身に切って食べる。貝らしいうま味と甘味があって美味だ。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/出口典彦さん(熊本県上天草市大矢野町)
    『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社)
  • 主食材として「ツツガキ」を使用したレシピ一覧

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