ダンチク

Scientific Name / Arundo donax

代表的な呼び名アセ

ダンチクの形態写真

高さ2m前後になる。

    • 物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    植物界単子葉植物イネ目イネ科ダンチク亜科ダンチク属陸生植物

    外国名

    学名

    Arundo donax

    漢字・学名由来

    漢字/暖竹、駄竹
    由来・語源/
    暖かい地方に生育する「竹」に似た植物という意味か? 葉が竹に似ているために「竹」がつくのかも。
    鹿児島県屋久島では「ダチク」という。これは竹に似て竹の子もとれず、茎の部分のしっかりしていない。役に立たない竹という意味だと思う。

    地方名・市場名

    アセ
    場所和歌山県和歌山市 
    ダチク
    場所鹿児島県屋久島 

    生息域

    陸生植物(陸上植物)。暖かい地方の海辺や川岸などに生育。
    関東南部以西の本州、四国、九州、琉球列島。

    生態

    基本情報

    和歌山県和歌山市周辺では「なれずし」、家庭で作るすしなどを包み、漬け込む(押す)ときに利用されている。また茎の部分は干ものを干すときに利用している。
    鹿児島県屋久島ではもち米を灰汁で煮て作る「角巻き」という食品を作るときに使われている。
    さばなれずしさばなれずし 和歌山県和歌山市で作られている「さばなれずし」は毒消し(最近などの繁殖を抑える)のために「あせ(ダンチク)」の葉で包み、本漬けをする。市販するときにも「あせ」を巻き付けた状態だ。また早ずし(押しずし)などにも使っている。
    干もののときに使う 和歌山県和歌山市雑賀崎では「あせ(ダンチク)」の茎を干ものを干すときに使う。
    屋久島の角巻き角巻き 九州各地でもち米を灰汁で煮て作る食品が作られている。「あくまき」と呼ばれることが多いが、鹿児島県屋久島ではこれをダンチクの葉で包む。葉の茎側の端(葉耳)が三角形に包んだときに角のように見えるのでこの名がある。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/金栄丸(和歌山市雑賀崎 金栄丸では魚の販売もやっています)
    『日本の野草』(山と渓谷社)、
  • 主食材として「ダンチク」を使用したレシピ一覧

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