キンコ

Scientific Name / Cucumaria frondosa (Gunnerus, 1767)

キンコの形態写真

20cm前後になる。色は茶褐色など変化に富む。

    • 物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    動物界棘皮動物門海鼠(ナマコ)綱樹手目キンコ科キンコ属

    外国名

    学名

    Cucumaria frondosa (Gunnerus, 1767)

    漢字・学名由来

    漢字 金古、金海鼠

    由来・語源 腸が黄金色であるため。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。
    茨城県以北、北海道。サハリン。

    生態

    懸濁物(海中に漂う有機物)を触手でとらえて食べている。

    基本情報

    水揚げは少なく、比較的地域だけで利用されているもの。
    主に生で食べられているが、流通状は乾製品の方が多い。
    特に金華山沖のものは有名で、「光参」と呼ばれている。

    水産基本情報

    市場での評価 流通は非常に希。主に乾物での取引。高価。
    漁法
    産地

    選び方

    張りのあるもの。白っぽく色あせているものはダメ。

    味わい

    旬は冬。
    生で食べて、やや硬め。
    旨み甘みなどは少ない。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法 刺身
    一般に刺身で食べる。
    コリコリとナマコならではの食感があるが、旨みに欠ける。

    好んで食べる地域・名物料理

    関連コラム(郷土料理)

    記事のサムネイル写真ナマコは海鼠
    古くは、〈形状(かたち)は鼠に似て、頭・尾・手足はなく、但前後に両口があるだけである〉『本朝食鑑』(人見必大 島田勇雄 訳注 1697)。  とてもネズミには・・・ 続きを開く

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/青森県青森市 田向商店
    『水産無脊椎動物Ⅱ 有用・有害種各論』(奥谷喬 恒星社厚生閣)、『新版 水産動物学』(谷田専治 恒星社厚生閣)、『魚と貝の事典』(望月賢二 柏書房)、『魚の辞典』(能勢幸雄 東京堂出版)
  • 主食材として「キンコ」を使用したレシピ一覧

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