オニカジカ

Scientific Name / Enophrys diceraus (Pallas,1783)

オニカジカの形態写真

28cm SL 前後になる。頭頭が大きく前鰓蓋骨のいちばん上の棘は強く長く上にはノコギリ状の棘が並ぶ。側線には瘤のような板状突起がある。頭の後部にも強い棘があり、花魁の刺すかんざしに似ているので「花魁鰍」とも呼ばれている。
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28cm SL 前後になる。頭頭が大きく前鰓蓋骨のいちばん上の棘は強く長く上にはノコギリ状の棘が並ぶ。側線には瘤のような板状突起がある。頭の後部にも強い棘があり、花魁の刺すかんざしに似ているので「花魁鰍」とも呼ばれている。28cm SL 前後になる。頭頭が大きく前鰓蓋骨のいちばん上の棘は強く長く上にはノコギリ状の棘が並ぶ。側線には瘤のような板状突起がある。頭の後部にも強い棘があり、花魁の刺すかんざしに似ているので「花魁鰍」とも呼ばれている。28cm SL 前後になる。頭頭が大きく前鰓蓋骨のいちばん上の棘は強く長く上にはノコギリ状の棘が並ぶ。側線には瘤のような板状突起がある。頭の後部にも強い棘があり、花魁の刺すかんざしに似ているので「花魁鰍」とも呼ばれている。28cm SL 前後になる。頭頭が大きく前鰓蓋骨のいちばん上の棘は強く長く上にはノコギリ状の棘が並ぶ。側線には瘤のような板状突起がある。頭の後部にも強い棘があり、花魁の刺すかんざしに似ているので「花魁鰍」とも呼ばれている。28cm SL 前後になる。頭頭が大きく前鰓蓋骨のいちばん上の棘は強く長く上にはノコギリ状の棘が並ぶ。側線には瘤のような板状突起がある。頭の後部にも強い棘があり、花魁の刺すかんざしに似ているので「花魁鰍」とも呼ばれている。28cm SL 前後になる。頭頭が大きく前鰓蓋骨のいちばん上の棘は強く長く上にはノコギリ状の棘が並ぶ。側線には瘤のような板状突起がある。頭の後部にも強い棘があり、花魁の刺すかんざしに似ているので「花魁鰍」とも呼ばれている。28cm SL 前後になる。頭頭が大きく前鰓蓋骨のいちばん上の棘は強く長く上にはノコギリ状の棘が並ぶ。側線には瘤のような板状突起がある。頭の後部にも強い棘があり、花魁の刺すかんざしに似ているので「花魁鰍」とも呼ばれている。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カジカ亜目カジカ科オニカジカ属

    外国名

    学名

    Enophrys diceraus (Pallas,1783)

    漢字・学名由来

    漢字 鬼杜父魚 Onikajika
    由来・語源/頭部背面に1対の棘があり、鬼のようだから。また見た目の厳つさからも鬼なのだと思う。
    〈頬甲族カジカ科ツノカジカ屬 オニカジカ Ceratocottus namiyei JORDAN et STARKS〉。Ceratocottus diceraus(現シノニム) ツノカジカという種がある。ツノカジカ、オニカジカがともにツノカジカ属であった時代は長い。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)
    〈コビキカジカ 木挽杜父魚 Ceratocottus namiyei Jordan and Starks(カジカ科) 北海道水産試驗場室蘭支場の勝木重太郎氏によると、北海道砂村でコビキカジカ……〉。『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)
    Pallas
    Peter Simon Pallas (ペーター・ジーモン・パラス)。ドイツの動物学者。主に冷水域の魚を記載した。ホッケ類、アイナメ類など国内海域にいる多くの魚類を記載。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。水深5-380m(通常100m以浅)の砂礫地、岩礁底。
    北海道全沿岸、青森県全沿岸、宮城県・福島県沿岸、新潟県、京都府、島根県隠岐。
    朝鮮半島東岸江原道から沿海州をへて間宮海峡、千島列島、オホーツク海北部、カムチャツカ南東岸、チュクチ海〜ベーリング海西部、アリューシャン列島、アラスカ湾。

    生態

    カジカ科の魚は環形動物、甲殻類や小魚などをとらえて食べている。

    基本情報

    山陰・福島県以北のやや深場に生息している。主に青森県、北海道の底曳き網、刺網に混ざる。味のいい魚ではあるが頭部が大きく、左右に大きく張り出す棘などで漁業的には迷惑な存在となっている。
    棘が強く扱いにくい魚だが、がんばって下ろして食べるだけの価値がある。
    珍魚度 珍しい魚ではないが、流通することはほぼない。産地である北海道などで探すしかない。

    水産基本情報

    市場での評価/龍通常見かけたことはない。
    漁法/刺網、底曳き網
    産地/北海道

    選び方

    触って張りのあるもの。粘液が出ていないもの。

    味わい

    旬は不明。
    棘が強く要注意だ。鱗部分的で気にならない。骨はあまり硬くない。
    白身で熱を通すと少し硬く締まる。
    とてもおいしい魚だが歩留まりが悪く、頭部が体の大方をしめる。基本的に液体を使った料理煮合う。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    オニカジカの料理・レシピ・食べ方/煮る(鍋、煮つけ)、汁(みそ汁、三平汁)

    オニカジカの鍋 非常にいいだしが出る。また体幹部分よりも頭部の棘っぽい部分が大きいので、三枚下ろしなどには向かない。水洗いして適当に切る。湯通ししてぬめりなどをていねいに流す。水分をよくきり、昆布だし・酒・塩で煮ながら食べる。比較的よく似た方が、うま味豊かなだしがでて、身が柔らかくなっておいしい。

    オニカジカの煮つけ 骨の間の筋肉や皮をほじくり出して食べるのは、少々煩わしいががんばって食べて欲しい味だ。水洗いして適当に切る。湯通しして冷水に落として表面のぬめりなどを流す。水分をよくきり、酒・砂糖・醤油・水を沸騰させた中で煮る。醤油は最初は控えめにして徐々に味を調える。甘さなどはお好みで。
    オニカジカのみそ汁 もっとも基本的な料理法である。水洗いして適当に切る。湯通しして冷水に落としてヌメリなどを流す。水分をよくきり、水から煮出してみそを溶く。うま味豊かな汁になり、みそを多めにするとご飯にも合う。
    オニカジカの三平汁 北海道の郷土料理、三平汁は要するに根菜類と魚の塩味の汁である。水洗いして適当に切る。湯通しして冷水に落とし、ぬめりなどを流して置く。昆布だしで根菜類(大根、じゃがいも、にんじん)を煮始め、そこに処理をした切り身を投入する。野菜が柔らかくなったら出来上がり。野菜は何でもいいが根菜類をたっぷり使うと栄養的にも優れている。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/小池俊弘さん(北海道)、「まるとみ 渡辺水産」(北海道紋別市産)、野圭太さん(丸の野水産 北海道羅臼町 ■https://www.tabechoku.com/producers/27483)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 2013年02月26日)、

    地方名・市場名

    オニカジカ
    場所北海道伊達村(現伊達市) 参考文献 
    ヤマノカミ
    場所北海道室蘭・釧路 参考文献 
    ノコギリカジカ
    場所北海道砂村 
    オコゼカジカ コビキカジカ
    場所北海道砂村 備考コビキカジカは田中茂穂が標準和名としていた。 参考文献 
    ガノジカジカ カノジカジカ
    場所北海道釧路・砂村 参考文献 
    オマノカミ
    場所福島県小名浜 参考文献 
    オイラン オイランカジカ
    場所北海道紋別市、雄武町周辺(オホーツク海に面する) 
    ツノカジカ
    場所北海道胆振り・日高・十勝・釧路 参考文献より。 
  • 主食材として「オニカジカ」を使用したレシピ一覧

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