オオカマス

Scientific Name / Sphyraena putnamae Jordan and Seale, 1905

オオカマスの形態写真

87cm SL 前後になる。第1鰓弓に鰓耙がない。背部から腹部にかけてブーメラン型の横縞が体側全域に並んでいる。第2背鰭・臀鰭の最後の軟条は伸びる。尾鰭は単純で三角形の切れ込みなどはない。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目サバ亜目カマス科カマス属

    外国名

    学名

    Sphyraena putnamae Jordan and Seale, 1905

    漢字・学名由来

    漢字 大梭子魚 Ookamasu
    由来・語源 大型の梭子魚の意味。
    Jordan
    David Starr Jordan〈デイビッド・スター・ジョーダン(ジョルダン) 1851-1931 アメリカ〉。魚類学者。日本の魚類学の創始者とされる田中茂穂とスナイダーとの共著『日本魚類目録』を出版。

    地方名・市場名

    ダイカマサー
    場所沖縄本島・知念 参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) 
    ナガイユー アウカマサー
    場所沖縄県宮古 参考『沖縄水産試験場 沖縄で漁獲される主要魚の名称一覧表』 
    シキルカマサー
    場所沖縄県八重山 参考『沖縄水産試験場 沖縄で漁獲される主要魚の名称一覧表』 

    生息域

    海水魚。内湾、サンゴ礁の浅場。
    喜界島、奄美大島、沖縄。相模湾、和歌山、土佐湾。
    台湾南部、インド・西太平洋域。

    生態

    基本情報

    沖縄県では普通の食用魚として流通している。
    オニカマスと混同されやすい魚のひとつである可能性がある。オニカマスと混同されてきた可能性が非常に高いのはいずれも1m前後になる大型種で、本種、タツカマス、トラカマス、ヤシャカマス、そしてオニカマスの5種だ。本種は比較的他の大型カマスとは区別がしやすいものの、過去に混同された可能性はゼロではないと考えている。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂)、沖縄水産試験場 沖縄で漁獲される主要魚の名称一覧表
  • 主食材として「オオカマス」を使用したレシピ一覧

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