イッテンチョウチョウウオ

Scientific Name / Chaetodon unimaculatus Bloch, 1787

イッテンチョウチョウウオの形態写真

SL 17cm前後になる。側へんして鯛型。吻は突出する。背鰭軟条は細く伸びる部分がある。側線上に黒く大きく丸い斑紋がある。背鰭・尻鰭後端は黒く白い縁取りがある。
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SL 17cm前後になる。側へんして鯛型。吻は突出する。背鰭軟条は細く伸びる部分がある。側線上に黒く大きく丸い斑紋がある。背鰭・尻鰭後端は黒く白い縁取りがある。SL 17cm前後になる。側へんして鯛型。吻は突出する。背鰭軟条は細く伸びる部分がある。側線上に黒く大きく丸い斑紋がある。背鰭・尻鰭後端は黒く白い縁取りがある。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度

      ★★
      まずくはない

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属

    外国名

    学名

    Chaetodon unimaculatus Bloch, 1787

    漢字・学名由来

    漢字/一点蝶々魚 Ittenchouchouuo
    由来・語源/背鰭下にある1個の黒い斑紋から。小種名、unimaculatus が1つの斑紋があるという意味で、和訳したのだと思われる。
    〈テフテフウヲ科テフテフウヲ属イッテンテフテフウヲ〉。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)
    Bloch
    Marcus Élieser Bloch(マルクス・エリエゼル・ブロッホ 1723-1799 ドイツ)。医師、博物学者。ヨハン・ゴットロープ・テアエヌス・シュナイダー(Johann Gottlob Theaenus Schneider)とともに『110の画像付分類魚類学』を刊行。

    地方名・市場名

    カーサグヮー
    場所沖縄県石垣島 備考チョウチョウウオの仲間の総称。 参考河村雄太さん 
    カーサー
    場所沖縄県石垣市・沖縄本島知念 備考チョウチョウウオの仲間の総称。価値が低いので単独種での呼び名がない場合が多い。 

    生息域

    海水魚。岩礁・サンゴ礁域。
    八丈島、小笠原諸島、北硫黄島、伊豆半島東岸・西岸、和歌山県白浜・串本、高知県柏島、宮崎県日南、屋久島、琉球列島、南大東島。
    幼魚/鹿児島県桜島、熊本県天草
    台湾、東沙諸島、西沙諸島、南沙諸島、東インド-太平洋(キーリング諸島以東)、ガラパゴス諸島。

    生態

    基本情報

    サンゴ礁域でサンゴのポリープを食べる。
    本州などには稚魚・幼魚が多く越冬できない。

    水産基本情報

    市場での評価/小型魚なので流通しないと思われる。
    漁法/
    産地/

    選び方

    触って張りのあるもの。色鮮やかであるもの。

    味わい

    旬は不明。
    鱗は硬いものの取りにくくはない。皮は厚みがあり強い。
    透明感のある白身。熱を通すと硬く締まる。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    イッテンチョウチョウウオの料理法・レシピ・食べ方/焼く(塩焼き)、煮る(塩煮)

    イッテンチョウチョウウオの塩焼き 水洗いして振り塩をする。少し寝かせてじっくり焼き上げる。焼くと筋肉が強く締まり、食べにくい。身自体はおいしい。

    イッテンチョウチョウウオのまーす煮(塩煮) 水洗いしてやや強めの塩水で水分を飛ばすように煮上げる。熱を通すことで強く締まり、噛み切れなくなる。筋肉自体は味がある。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/河村雄太さん(沖縄県石垣市)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「イッテンチョウチョウウオ」を使用したレシピ一覧

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