アマダレドクハタ

Scientific Name / Plectropomus oligacanthus (Bleeker, 1855)

アマダレドクハタの形態写真

SL75cm前後になる。[輸入もの。台湾高雄]

    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★★
      めったに出合えない
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度


    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科スジアラ属

    外国名

    学名

    Plectropomus oligacanthus (Bleeker, 1855)

    漢字・学名由来

    漢字/雨垂毒羽太 Amadaredokuhata
    由来・語源/『中部西南 太平洋有用有毒魚類図鑑』(原色原図提供/日本水産 檜山義夫・安田富士郎著 講談社 1972)にこの標準和名がある。〈毒性は猛毒である〉、〈ヤクート島では、この種類を食べると死ぬという言い伝えがある。〉としているが台湾では輸入までして食べている。この奇妙な和名をつけたのは誰だろう。
    Bleeker
    Pieter Bleeker(ピーター・ブリーカー 1819-1878 オランダ)。医師、魚類学者。『東インドオランダ領の魚類図鑑』(Atlas Ichtyologique des Indes Orientales Netherlandaises 1862-1878)。軍医としてバタビア(現インドネシアジャカルタ)に赴任。インド洋、西太平洋の魚を採取。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。水深5-150m前後。
    インドネシア、ニューギニア島、オーストラリア北岸、トラック諸島、カロリン諸島、マーシャル諸島、ソロモン島。

    生態

    基本情報

    和名を見るととても食べる気になれないが、台湾では一般的な食用魚。このなんの根拠もない標準和名はあまりにもいい加減である。魚類学者の中にもおかしい人がいるとしかいいようがない。
    台湾では地魚が高価であるため、スリランカなどから輸入している。また熱帯域でも重要な食用魚。
    珍魚度 国内ではまず手に入らない。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/日比野友亮さん(北九州市立自然史・歴史博物館)、劉祖源さん(臺灣)
  • 主食材として「アマダレドクハタ」を使用したレシピ一覧

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