ヤッコエイ

ヤッコエイの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
47cm DW 前後になる。体に暗色で囲まれた青い斑紋がある。尾部に棘がある。尾部正中線上と腹部正中線上両方に皮褶がある。尾の末端に数本の暗褐色帯がある(尾の末端は切れやすいので要注意)。[銭州 DW40cm]
47cm DW 前後になる。体に暗色で囲まれた青い斑紋がある。尾部に棘がある。尾部正中線上と腹部正中線上両方に皮褶がある。尾の末端に数本の暗褐色帯がある(尾の末端は切れやすいので要注意)。[銭州 DW40cm]
47cm DW 前後になる。体に暗色で囲まれた青い斑紋がある。尾部に棘がある。尾部正中線上と腹部正中線上両方に皮褶がある。尾の末端に数本の暗褐色帯がある(尾の末端は切れやすいので要注意)。[東京都御蔵島沖水深50〜60m DW32cm]
眼に、暗色の幅広い横帯がある。
尾部の背正中線上棘の後ろに皮褶(鰭のように見える)がある。同じく尾部の腹部正中線上に長い皮褶(鰭のように見える)がある。尾の後端ちかくに白い帯が数本ある。
体に暗色で囲まれた青い斑紋がある。斑紋の数にはばらつきがあるようだ。
眼は肉質の膨らみに包まれていて、ウインク出来る。
眼は肉質の膨らみに包まれていて、ウインク出来る。
珍魚度・珍しさ★★★
がんばって探せば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度 ★★★
美味
分類
動物界脊索動物門顎口上綱軟骨魚綱板鰓亜綱エイ区エイ上目トビエイ目アカエイ科ヤッコエイ属
外国名
学名
Neotrygon orientalis Last, White & Serét 2016
漢字・学名由来

漢字/奴鱝、奴鱏 Yakkoei
由来・語源/奴という言葉には真四角という意味があるので、真四角に近い体盤をしているため。もしくは奴凧(やっこだこ)に似た姿だから。もしくは奴(侍の家来で主人の行列に従う)が袖の広い装束を着て肩をはったことから、その姿に似て吻から両鰭にかけての角度が広い(張っている)からではないか?
〈魚綱板鰓亞綱横口目エヒ亞目アカエヒ科アカエヒ属ヤッコエヒ Dasyatis kuhlii〉。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)
Dasyatis kuhlii (Müller & Henle, 1841) /アカエイ属『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 2013年02月26日)→Neotrygon orientalis Last, White & Serét 2016/ヤッコエイ属。
ヤッコエイ属は今現在、研究途上にある。国内海域にいるヤッコエイ属は複数種に分かれる可能性がある。

地方名・市場名
シロエイ
参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県田辺 
ツチエ ツチエー
参考文献 場所高知県柏島 
シラエー
参考文献 場所高知県高知市御畳瀬 

概要

生息域

海水魚。温帯〜熱帯の岩礁域、砂地およびサンゴ礁域。
北海道日本海側・希に太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、相模湾〜九州南岸の大平洋沿岸、若狭湾、東シナ海、琉球列島。
朝鮮半島南岸、中国東シナ海・南シナ海、インド-西太平洋、紅海。

生態

基本情報

北海道南部以南に生息する小型のエイだ。アカエイよりも沖合いの岩礁域などにいる。
水揚げ量が極めて少ないために食用として認知されていない。
珍魚度 珍しい魚ではないが、手に入れるのはとても難しい。

水産基本情報

市場での評価/流通しない。
漁法/
産地/

選び方・食べ方・その他

選び方

触って張りのあるもの、粘液が透明なもの。

味わい

旬は不明。
尾に毒のある棘があるものの体盤に棘はない。
鱗がなく皮自体にも味がある。

栄養

危険性など

尾鰭に毒のある棘があるので注意が必要である。

食べ方・料理法・作り方

ヤッコエイの料理・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど