ヤギシリカジカ

ヤギシリカジカの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
35cm SL前後になる。頭部は左右がありやや平たく、後半は断面が円形。背鰭は1。鱗はなくぶよぶよした皮(皮膚)に包まれている。鰓膜は峡部と癒合するがそこを横切って1皮褶がある。細長い紡錘形で頭部に隆起した骨はない。骨も柔らかい。[33cm SL・858g]
35cm SL前後になる。頭部は左右がありやや平たく、後半は断面が円形。背鰭は1。鱗はなくぶよぶよした皮(皮膚)に包まれている。鰓膜は峡部と癒合するがそこを横切って1皮褶がある。細長い紡錘形で頭部に隆起した骨はない。骨も柔らかい。[33cm SL・858g]
35cm SL前後になる。鱗はなくぶよぶよした皮(皮膚)に包まれている。細長い紡錘形で頭部に隆起した骨はない。骨も柔らかい。35cm SL前後になる。頭部は左右がありやや平たく、後半は断面が円形。背鰭は1。鱗はなくぶよぶよした皮(皮膚)に包まれている。鰓膜は峡部と癒合するがそこを横切って1皮褶がある。細長い紡錘形で頭部に隆起した骨はない。骨も柔らかい。[33cm SL・858g]
珍魚度・珍しさ★★★★
めったに出合えない
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カジカ亜目ウラナイカジカ科ヤギシリカジカ属
外国名
英名/Spineless sculpin
学名
Eurymen gyrinus Gilbert and Burke,1912
漢字・学名由来

漢字 焼尻鰍、焼尻杜父魚 Yagisirikajika
由来・語源 不明だが、北海道日本海にある焼尻島周辺でたくさんとれたためではないか。
小種名gyrinus はオタマジャクシ。上から見るとオタマジャクシの体形に似ている。『日本産魚類全種の学名 語源と解説』(中坊徹次・平嶋義宏 東海大学出版部 2015)

地方名・市場名
ベロカジカ
参考丸の野水産 場所北海道羅臼 
カジカ
備考関東に入荷したときはカジカ。 場所関東 

概要

生息域

海水魚。水深14-494m。
福島県・新潟県以北。北海道全沿岸。
朝鮮半島東岸〜間宮海峡、サハリン西岸・南東岸、オホーツク海北部、千島列島〜アラスカ湾西部、チュクチ海南東部・ベーリング海。

生態

産卵期は12月頃。繁殖場所の浅い岩場に来て岩穴の壁に卵塊を産みつける。
雄が孵化するまで数ヶ月保護する。
『北の磯魚生体図鑑』(佐藤長明、関勝則、宗原弘幸 北海道大学出版)

基本情報

主に北海道で水揚げされているが、ほとんど流通しない。関東では一度だけ見ている。未利用魚のひとつである。
鍋材料としてはなかなかよく、もっと利用されてもいい。
珍魚度 珍しい魚ではないが、まとまって揚がることがなく商品価値がないために流通しない。

水産基本情報

市場での評価 ほとんど知られていないので非常に安い。
漁法 刺網
産地 北海道

選び方・食べ方・その他

選び方

表面のぶよぶよした部分に弾力のあるもの。粘液などが出ていないもの。

味わい

旬は不明。
鱗はなく、表面はぶよぶよしている。骨も柔らかく包丁などでたやすく切ることが出来る。
白身で柔らかい。鮮度がよければ骨、皮、肝、胃袋など捨てるところがない。いいだしが出る。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ヤギシリカジカの料理・レシピ・食べ方/汁(みそ汁)、煮る(鍋)
ヤギシリカジカのみそ汁 体全体がアンコウを思わせる。鮮度がよければ肝や胃袋も使える。水洗いして適当に切る。湯通しして冷水に落とし、ヌメリを流して水分をよくきっておく。これを水から煮出してみそを溶く。
非常にうま味豊かな汁になる。煮ると身はほどよくしまり味わい深い。

ヤギシリカジカの鍋 同じくウラナイカジカ科のガンコ、アンコウのように捨てるところがない。水洗いして適当に切る。鮮度がよければ肝・胃袋なども食べられる。湯通しして冷水に落とし表面のぬめりを流し、水分をきっておく。これを昆布だしで煮ながら食べる。上品な白身で皮がぷるんと柔らかい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど