ヒゲミル

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高さ10cm前後になる。円柱形で二股に枝分かれする。体から細い毛を出す。
高さ10cm前後になる。円柱形で二股に枝分かれする。体から細い毛を出す。
物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度
食べられなくはない
分類
植物界緑藻植物門緑藻綱ハネモ目ミル科ミル属
外国名
学名
Codium barbatum Okamura, 1930
漢字・学名由来

漢字/髭海松
由来・語源/ミルの中まで体から細い毛(ひげ)を出すため。

地方名・市場名

概要

生息域

海水生。
伊豆諸島、八丈島、本州太平洋岸南部、四国、九州、本州日本海南部、琉球列島。
朝鮮半島。

生態

基本情報

ミルは平安時代から江戸時代までは明らかに食用海藻であった。それがいつの間にか食用ではなくなっている。この経緯が不明であるが、ミル科の何種類かを食べてみたが、味がなく木綿の紐を噛むような食感である。
ところが本種は、過去のミル科よりも食べやすくはある。ただし本種をわざわざ探してまで食べる人はいないと思う。

水産基本情報

市場での評価/流通しない。

選び方・食べ方・その他

選び方

味わい

旬は不明。
触るとゴム状でちぎろうとすると伸びはするが、切れる。
ゆでてもあまり色が変わらず、食感はあるものの、海藻自体に味はない。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ヒゲミルの料理法・調理法・食べ方/汁(吸もの)、煮る(ゆでる)
ヒゲミルの吸もの 砂やサンゴのカケラなどをよく洗い流す。これをじっくりと真水でゆでる。15分間くらいゆでてみたが、柔らかくはならなかった。藻体にうま味はないので、カツオ節だし・酒・塩で吸ものにしてみた。食感だけは面白いとは思うが、うま味はない。


ゆでヒゲミル サンゴのカケラやマクリ、砂などが付いているのでていねいに流水で洗う。これを真水でじっくりとゆでる。20分くらいゆでると少しだけ柔らかくなるがおいしくはない。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど