青森県郷土料理
かやきみそ(貝焼きみそ)
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 まだ青森駅前の市場群が木造で迷路を作っていたときのこと。その市場の迷路の一角にホタテガイの貝殻を売る店があった。どれも大きな貝殻で陶器を思わせるほどに白い。不思議そうに見ていると通りがかったおばあさんが、「けやきにするんだ」と呟いた。これが、なにを言っているんだか皆目わからないまま撮影して帰ってきてしまった。それが後日『津軽の味』(芳賀文子 津軽書房)という本を読んでいると「かやき」といううまそうな料理があって、津軽のおばさんの親切に気がついたのだ。
「かやき」は酒の肴にもなるし、このままご飯にのせてもしみじみうまい。これほど感動的な味が、こんなに簡単に出来る。きっと作ってみるとビックリするはずだ。

 それではと市場で出来るだけ大きなホタテを選んで、家庭料理の「かやき」を作ってみた。

作り方は簡単(『津軽の味』を参考にした)
材料/みそ、水、鰹節、卵、大量の白ネギ
1 まずホタテの貝殻に水、みそ(量は好み)と鰹節を入れて、みそを溶き、これを火にかける。
2 沸騰してきたら
ネギをたっぷり入れて(ここがポイント、こぼれそうなほどに入れていい)、ネギが煮えてきたら最後に溶き卵を回しかける。
3 これを弱火でとろとろ煮ながら食べるのだが、汁以上にネギ、焦げついて貝にこびりついたみそがうまい。
●これは普段作るおかずである。それがために主な材料は家庭に必ず常備しているものだけなのだ。また別に小鍋で作ってもいい。これで物足りない、それでグレードアップしたいなら、ホタテガイのヒモや身を入れて作ればいい(注/その場合かつお節は不要)。こちらは本来は料理屋の一品。



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