利根川周辺の漁
鴨猟
千葉県香取郡小見川町
利根川
菅谷敏夫さん他
2003年10月16日
目次市場魚貝類図鑑
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小見川の沖の入り江であった猟師さん。残念ながら本命のマガモの仲間はとれなかった。手にしているのはコガモとハシビロガモ。「コガモはうまいけんどな」という
羽は猟の場でむしってしまう。カルガモ、ハジロ、マガモなど。この日に5羽もしとめた人は皆無であるようだ
(下)手に持っているのがカルガモ。羽の風切りの部分に美しいコバルトグリーンの文様が見える
 利根川の寒の味わいといえば野鴨が最上であるという。利根川も小見川までくると広大であり、沖と呼ばれる常陸利根川と利根川に挟まれた洲には野鴨を待つ鴨小屋が散見する。
 おとり鴨をつかって鴨をおびき寄せて狙うのはマガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモなど。これを猟し、店で出しているのが、我がサイトの協力者でもある『うなせん』の菅谷敏夫さんである。菅谷さんは小見川でも名人として知られる。
 この菅谷さんのことは沖の葦原で偶然に話題となった。刺し網の魚をはずしているときに、入り江に入ってきた猟師の方がいた。そのかたの本日の獲物はハシビロガモとコガモの2羽。「これでもよかっぺ今は」と根本さん。「そうだな、まったくとれない日もある」という会話から、「『うなせん』も来てるようだな」と突然、菅谷さんの名前が出てきたのだ。「そういえば鴨食べにきなさいって言われたんですよ」というと皆がきっと「とってるっぺ」と言うのである。



 この我々が入り江で話をしているときに確かに菅谷さんは鴨猟に来ていたらしい。しかも間近に。あとで聞くと「利根川で4人のった船を見たよ」という。しかも当日の獲物を見せてもらうとなんと5羽、しかもすべて鴨のなかでももっともうまいとされるマガモの仲間ばかり。
 この利根川の鴨、鍋に焼き物に、一度食べたら忘れられない味であるという。



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