2004年11月11日
浜名湖三河の旅02 舞阪漁港
2004年11月11日から翌12日まで、浜名湖三河を旅しました。
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荒天のために繋留されている底引き網の船
04/11.11 浜名湖三河の旅 02
舞阪

 8時過ぎに舞阪港へ向かう。雄踏から舞阪への道は非常にわかりやすい。驚いたのは雄踏から舞阪町にかかる新川の橋のたもとに巨大なイオン(スーパー)が忽然と立っていること。雄踏の町も舞阪の商店街もここから受ける打撃は凄まじいだろう。
 舞阪港は当然のごとく静かである。防波堤から投げづりをする人のバケツには立派なマコガレイが投げ入れられている。一瀬さんにケータイで連絡をして少し舞阪の漁業のことや、底引き、シラス漁のことを教えてもらう。舞阪漁港でもっとも盛んなのはシラス漁、それにフグの延縄などもある。そこに今年のシラスの不漁である。港がどこか寂しいのは荒天のせいばかりではないようだ。
 残念ながら荒天のために船はまったく出ていない。そんな寂しい港に一隻だけ船が帰ってきた。刺し網の船だ。クロダイにタイワンガザミが数匹。「これなんと呼びますか?」と聞くと「『むらさきがに』っていうだが」とのこと。雄踏からここまで船なら十数分の場所であるのにもう呼び名が違うのだ。
 ここでお会いした丸小水産・太田さんに浜松中央市場の場所を教えてもらい、あまった時間を利用して市場見物をすることとした。

舞阪で採取した魚貝類の呼び名
ヨシエビ=ぼそ(浜名漁協・一瀬さん)
サルエビ=ざるえび(浜名漁協・一瀬さん)
クマエビ=あかあし(丸小水産・太田裕次さん)
アカザエビ=てながえび(浜名漁協・一瀬さん)
ウチワエビ=きんちゃくえび(丸小水産・太田裕次さん)
ヒラツメガニ=Hがに(えっちがに 丸小水産・太田裕次さん)
タイワンガザミ=むらさきがに(第二夏丸)
ウスバハギ=せった(丸小水産・太田裕次さん、浜名漁協・一瀬さん)



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