2005年4月7〜8日
大坂の旅 07
泉佐野
目次
市場魚貝類図鑑

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路地にぽつんとあった魚屋
春日通で目立つものは、残念ながらシャッター。昼なのに薄暗い商店街に蒲鉾屋さんが一軒
駅前にあったたこ焼き屋。たこ焼きもうまいが、このおっちゃんの方がおもろい
05/04.08 泉佐野商店街

 せっかくここまで来たのだから大好きな街歩きをしてみることにした。知らない街を歩きお総菜やお菓子などを買って帰るのが、大好き。私的にはもっとも興奮するのが観光地じゃない普通の街を歩くこと。
 港を後にして海から反対方向に駅をめざす。青空市場から道を上り詰めたところで、大きな道路にぶつかった。ちょうど通りかかった自転車を押していた女性に駅までの道を尋ねると親切にもいちばんわかりやすい路地の入り口にまで連れて行ってくれた。
 路地を進むと古いしかも上品な仕舞た屋の家並み、その細道の一角にも葦簀をかけた魚屋がある。日差しを避けて中は真っ暗で店の様子はうかがえない。駅に続くであろう道、強く眩しい日差しを受けて暑くて上着を脱ぎたくなる。先を行く娘が恨めしく感じるほどだ。気がつけば音がない、静かだ。どうしたんだろうと本瓦葺きの大屋根から白くにごった空を見上げる。
 その道が行き着いて三叉路に出る。ここでお孫さんを連れた老婦人にまた駅までの道を尋ねると、お孫さんが、「そこのなんとかさんのお店と、なんとかの靴屋の間に出て」なんてしきりに教えてくれるのに我が娘が大笑い。この三叉路の牛乳店の店先の自動販売機で娘はイチゴ牛乳、飲むヨーグルトを買い、からからの喉を潤す。この自動販売機から駅に向かってすぐのところに天ぷらを揚げている魚屋さんを見つけた。まだ地物はないようなので唯一の地物「がっちょの唐揚げ」を500円で購入。この唐揚げ、それはそれはうますぎて、家に持ち帰るとあっという間になくなった。
 そこからゆっくり進んで長くて大きな商店街に出る。ここが春日通商店街。残念ながらシャッターを閉めた店の多い中、一軒の蒲鉾屋さんを発見する。これが『石原かまぼこ店』。薩摩揚げ(大阪では天ぷらだろうか?)などの置かれている奥においしそうな蒲鉾と竹輪があり、当然これもゲットする。このかまぼこがおいしかったのもしっかり記しておくべきだ。魚屋さん、和菓子屋さんとみな魅力がある。このとき疲れていなければもっと面白いものが見つけられたかも知れないがいつの間にか駅前に出てしまっていた。
 この駅前にたこ焼き屋さんがあって、値段表を見ると「20個500円」という。驚くべき安さではないか? このたこ焼き屋さんはとっても気さくで、
「今、泉佐野は不景気ですよ。商店街屋はみなシャッター通りになってるし、泉佐野の借金は日本一です」
「たこ焼き屋さん多いですね」と聞くと。
「そうやね、意外とたこ焼き屋はつぶれませんね。ここらの通りに7軒はあります。50メートルに7軒」
 このたこ焼きも、「なぜもっと買ってこなかったの?」と家人が憤慨するほどおいしかったようだ。あまりに人気があってお父さんは気後れして1個も食べられませんでした。いっぱい心残りをためて、南海電車に乗り込んだ泉佐野でした。



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