アツエゾボラ 掲載種番号0016

 築地をはじめ関東の市場では刺身用の「つぶ」すなわちneputunea(エゾボラ属)の巻き貝は毎日のように入荷してきている。これは関東での刺身用巻き貝がサザエだけではなく「つぶ」もスタンダードとなったためだと思われる。
 刺身用つぶの多くがエゾボラ(真つぶ)であり、値段も高いのだが、それに準じて多いのが本種など「Bつぶ」と呼ばれるもの。すなわち雑多な「つぶ」とでもいう意味合いだろう。
 その「Bつぶ」でいちばん多いのがこのアツエゾボラ、エゾボラモドキ、ウスムラサキエゾボラ、クリイロエゾボラなど。なかでもアツエゾボラは身の色が黄色いこと、貝殻が硬いことから人気がない。ただし身を取り出すために穴をあけるのは本種でも簡単であるが、買う側が貝殻が重い、歩留まりが悪いと感じるようだ。
 身の色合いはともかく刺身にしたときに味はよく、「つぶ」ならではのコリコリとした食感を楽しめる。この「つぶ」の存在は東京でもなくてはならぬもの、となっている。

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↑北海道厚岸から太田市場、そして八王子綜合卸売センター「高野水産」に入荷

東京での呼び名/つぶ、Bつぶ
北海道/北海道噴火湾、日高、厚岸などからが多い
旬/よくわからない。ご存じの方は教えて欲しい
多い/neptunea(エゾボラ)の仲間では多いもの。真つぶ(エゾボラ)に準じる多さである
普通/大きさが揃っていてキロ当たり安くて800円、高いと1800円。
プロ向き/刺身用のつぶ(エゾバイ科の巻き貝)はプロでも使えない人がいる。当然、料理屋さんが主に消費する



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