ヨーロッパイガイ

Scientific Name / Mytilus edulis Linaeus,1758

代表的な呼び名ムールガイ

ヨーロッパイガイの形態写真

殻長7cm前後になる。貝殻は青みがかっていて、ムラサキイガイよりも細長く表面が滑らか。
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殻長7cm前後になる。貝殻は青みがかっていて、ムラサキイガイよりも細長く表面が滑らか。殻長7cm前後になる。貝殻は青みがかっていて、ムラサキイガイよりも細長く表面が滑らか。殻長7cm前後になる。貝殻は青みがかっていて、ムラサキイガイよりも細長く表面が滑らか。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★★
      究極の美味

    分類

    軟体動物門二枚貝綱翼形亜綱イガイ目イガイ超科イガイ科イガイ亜科イガイ属

    外国名

    Blue mussel
    言語英語 
    Mejillón común
    言語スペイン語 
    Moule commune
    言語フランス語 

    学名

    Mytilus edulis Linaeus,1758

    漢字・学名由来

    漢字 欧羅巴貽貝
    由来・語源 ヨーロッパに多いイガイの意味。
    Linnaeus
    Carl von Linné(カール・フォン・リンネ 1707-1778 スウェーデン)。二名法を確立。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。
    大西洋、地中海、フランス西岸、イギリス、フランス、北ドイツ、アメリカ大陸東岸。

    生態

    基本情報

    ヨーロッパのイガイには地中海のチレニアイガイ(ムラサキイガイ)と、フランス東岸とイギリス、北欧のヨーロッパイガイがある。ムラサキイガイよりも小振りである。
    ムールガイとしてはこちらの方が身が締まっているように思える。ブイヤベースよりもワイン蒸しの方が合っていそう。
    国内に移入していないムールガイで、すべてが輸入もの。チルド輸入、冷凍剥き身、缶詰などがある。価格的には国内のムラサキイガイよりも高い。

    水産基本情報

    市場での評価 商社や輸入業者などが扱うもの。非常に高価。
    漁法 養殖
    産地 フランス

    選び方

    冷凍輸入した物なので解凍していないもの。

    味わい

    旬は不明。
    貝殻は薄く、軟体は大きい。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ヨーロッパイガイの料理法・レシピ・食べ方/煮る(ワイン蒸し、酒蒸し)、スープ、パエリア
    ヨーロッパイガイの白ワイン蒸し
    ヨーロッパイガイの酒蒸 フランスからのチルド輸入ものを使った。軽く水洗いして、水分をよくきる。これをニンニク風味をつけたオリーブオイルを絡めて白ワインを加えて蒸し煮にする。ワインで蒸すと身があまり縮まず柔らかく、豊潤で甘味がある。ジュも非常にうま味が高い。白ワインに合う。

    パエリア パエリア鍋にたっぷりのオリーブオイル、玉ねぎ、にんにくをゆっくり火を通し、火を強めてインゲンなどを炒める。そこに洗わない米(ここではカルナローリ)、サフランと戻した水、少量の白ワイン、トマト、本種を加えて強火にする。全体に火が回ったら弱火にして10分くらいホイルをかけて蒸らす。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/黒住耐二 千葉県立中央博物館
    『原色圖鑑 續世界の貝』(鹿間時夫 北隆館 1971)
  • 主食材として「ヨーロッパイガイ」を使用したレシピ一覧

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