ヤクシマイワシ

Scientific Name / Atherinomorus lacunosus (Forster, 1801)

ヤクシマイワシの形態写真

体長14cm前後になる。紡錘形でずんぐりしていて非常に目が大きい。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


      食べられなくはない

    分類

    棘鰭上目スメグマモルフ系トウゴロウイワシ亜系トウゴロウイワシ目トウゴロウイワシ科ヤクシマイワシ属

    外国名

    学名

    Atherinomorus lacunosus (Forster, 1801)

    漢字・学名由来

    漢字 屋久島鰯

    地方名・市場名

    ハダラー
    場所沖縄県伊良部島 参考『魚名からみる自然認識:沖縄・伊良部島の素潜り漁師の事例から』(高橋そよ 2014年03) 
    ツボンボ
    場所宮崎県日南市油津 

    生息域

    海水魚。沿岸浅い場所〜河川河口域。
    大分県、宮崎県日南市油津、九州南部、屋久島、琉球列島、小笠原諸島。インド・太平洋域。

    生態

    基本情報

    宮崎県南部以南に多い。
    宮崎県日南市油津でホソオビヤクシマイワシとともにツボンボ。
    とれたら干して、焼いて食べるのだという。
    ●基本的なデータはホソオビヤクシマイワシと共通。

    水産基本情報

    市場での評価 産地周辺でのみ食べられ、売り買いされてる模様。
    漁法 定置網
    産地 宮崎県、鹿児島県

    選び方

    腹などを触って硬いもの。針のあるもの。黄銀色の帯がはっきりしているもの。

    味わい

    旬は春から初夏ではないかと思う。
    鱗は非常に硬く、皮は薄い。
    透明感のある白身。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    料理法 焼く
    焼く◆宮崎県南部では軽く干して焼いて食べているとのこと。短時間立て塩に漬け込んで、焼いて食べてみた。鱗が煩わしいが、この体表部に独特の風味があり、なかなかうまい。
    ヤクシマイワシ 身は締まって淡泊、皮に風味、真子にうま味がある。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/ねこや商店(宮崎県日南市油津)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「ヤクシマイワシ」を使用したレシピ一覧

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