ミンサーフエフキ

Scientific Name / Lethrinus ravus Carpenter & Randall, 2003

ミンサーフエフキの形態写真

SL 25cm (体長)前後になる。体高は低く、胸鰭の脇の部分に鱗はない。体側に薄い褐色の網目状の薄い線状の模様がある。アミフエフキに似ている。
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SL 25cm (体長)前後になる。体高は低く、胸鰭の脇の部分に鱗はない。体側に薄い褐色の網目状の薄い線状の模様がある。アミフエフキに似ている。胸鰭の脇の部分に鱗はない。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚類綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目フエフキダイ科フエフキダイ亜科フエフキダイ属

    外国名

    学名

    Lethrinus ravus Carpenter & Randall, 2003

    漢字・学名由来

    漢字/みんさー笛吹 Minsarfuefuki
    由来・語源/独立行政法人水産総合センター西海区水産研究所石垣支所の小菅丈治の命名。体側の模様が沖縄県八重山地方の「みんさー織」の模様に似ているから。「みんさー織」は木綿の平織りの絣。
    Randall
    John Ernest Randall (ジョン・アーネスト・ランドール 1924-2020年)はアメリカの魚類学者。

    地方名・市場名

    ムルー ムルータマン
    場所沖縄県石垣島 備考ホオアカクチビ、アミフエフキなどとともに。群れ(ムルー)でいるためかもとのこと。 

    生息域

    海水魚。サンゴ礁。
    [宮崎県油津]、沖縄諸島以南の琉球列島。
    フィリピン諸島、オーストラリア北西岸〜北東岸、ニューカレドニア。

    生態

    基本情報

    マトフエフキ、アミフエフキなどとともに小型のフエフキダイとして流通している。
    嫌みがなくバター焼きにもまーす煮にも使えるのでおいしい総菜魚といったものだ。

    水産基本情報

    市場での評価/小型のフエフキダイとして流通する。比較的安い。
    漁法/刺突漁、釣り
    産地/沖縄県

    選び方

    触って張りのあるもの。鰓が赤いもの。

    味わい

    旬は不明。
    1固体だけしか手に入れていない。
    鱗は硬いが取りやすい。骨はあまり硬くない。
    透明感のある白身。熱を通しても硬く締まらない。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ミンサーフエフキの料理法・レシピ・食べ方/ソテー(バター焼き)

    ミンサーフエフキのバター焼き 水洗いして水分をよく拭き取る。塩コショウして多めの油でソテーする。こんがり焼き色がついたら余分な油を捨ててマーガリン(バターでも)で風味づけする。醤油を垂らすとご飯に合う。皮目が抜群にうまい。身にも甘味があり、嫌みがないので酒の肴にも向いている。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/崎原さしみ店(沖縄県石垣市)、秋田雄一(沖縄県水産海洋技術センター石垣支所)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「ミンサーフエフキ」を使用したレシピ一覧

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