ヒモマキバイ

Scientific Name / Buccinum inclytum Pilsbry,1904

ヒモマキバイの形態写真

10cm SL 前後になる。軟体(足)には黒い斑が入る。殻はやや厚みがある。縫合下に不規則の皺があり、肩から周辺に太さがまちまちの2〜5のはっきりした紐状の螺肋があるが、弱い顆粒状の部分がある。所々に赤褐色の斑紋のある個体がいる。外唇は外側に反転する。貝殻口内は白。
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10cm SL 前後になる。軟体(足)には黒い斑が入る。殻はやや厚みがある。縫合下に不規則の皺があり、肩から周辺に太さがまちまちの2〜5のはっきりした紐状の螺肋があるが、弱い顆粒状の部分がある。所々に赤褐色の斑紋のある個体がいる。外唇は外側に反転する。貝殻口内は白。10cm SL 前後になる。軟体(足)には黒い斑が入る。殻はやや厚みがある。縫合下に不規則の皺があり、肩から周辺に太さがまちまちの2〜5のはっきりした紐状の螺肋があるが、弱い顆粒状の部分がある。所々に赤褐色の斑紋のある個体がいる。外唇は外側に反転する。貝殻口内は白。10cm SL 前後になる。軟体(足)には黒い斑が入る。殻はやや厚みがある。縫合下に不規則の皺があり、肩から周辺に太さがまちまちの2〜5のはっきりした紐状の螺肋があるが、弱い顆粒状の部分がある。所々に赤褐色の斑紋のある個体がいる。外唇は外側に反転する。貝殻口内は白。10cm SL 前後になる。軟体(足)には黒い斑が入る。殻はやや厚みがある。縫合下に不規則の皺があり、肩から周辺に太さがまちまちの2〜5のはっきりした紐状の螺肋があるが、弱い顆粒状の部分がある。所々に赤褐色の斑紋のある個体がいる。外唇は外側に反転する。貝殻口内は白。10cm SL 前後になる。軟体(足)には黒い斑が入る。殻はやや厚みがある。縫合下に不規則の皺があり、肩から周辺に太さがまちまちの2〜5のはっきりした紐状の螺肋があるが、弱い顆粒状の部分がある。所々に赤褐色の斑紋のある個体がいる。外唇は外側に反転する。貝殻口内は白。10cm SL 前後になる。軟体(足)には黒い斑が入る。殻はやや厚みがある。縫合下に不規則の皺があり、肩から周辺に太さがまちまちの2〜5のはっきりした紐状の螺肋があるが、弱い顆粒状の部分がある。所々に赤褐色の斑紋のある個体がいる。外唇は外側に反転する。貝殻口内は白。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★
      一般的(流通量は普通)
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    動物門軟体動物門腹足綱前鰓亜綱新生腹足上目新腹足目アクキガイ超科エゾバイ科エゾバイ属ヒモマキバイグループ

    外国名

    学名

    Buccinum inclytum Pilsbry,1904

    漢字・学名由来

    漢字 紐巻貝 Himomakibai
    由来・語源 平瀬與一郎の命名。体層に2〜4本の紐状の螺肋があるため。
    Pilsbry
    Henry Augustus Pilsbry (ヘンリー・オーガスタス・ピルスブリー 1862-1957 アメリカ)。軟体類(貝類)学者。平瀬與一郎が送った標本をもとに国内の多くの貝類を記載、発表。
    平瀬與一郎
    hirasei, hiraseana, Neohirasea(平瀬與一郎 安政6-大正14 1859-1925 兵庫県淡路島福良)。京都で『平瀬商店(平瀬種禽園)』をいとなみ標本、特に貝殻を商い海外に輸出。貝類学の嚆矢。同郷の黒田徳米は同商店で丁稚をしながら貝類学を学ぶ。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。潮下帯〜水深20メートル。
    東北〜千島。(主に道東太平洋沿岸ではないかと考えている)

    生態

    基本情報

    主に北海道東部から入荷するやや大型でのっぽの巻き貝。北海道では背高のっぽで褐色の巻き貝を「灯台つぶ(トウダイツブ)」という。これが関東でも使われて、築地などで「灯台つぶ」と呼んで売られている。
    エゾバイ科の中では比較的安く剥きつぶなどでも流通する。

    水産基本情報

    市場での評価 入荷量はあまり多くはない。安い。
    漁法 バイカゴ漁
    産地 北海道

    選び方

    むき身は粘液などの出ていないもの。活けは生きがよく活発に足などが動くもので、粘液などが出ていないもの。

    味わい

    旬は春から秋
    貝殻は薄く、あまり硬くない。
    足(筋肉)に黒い不定形の斑が入っている。わたも美味。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ヒモマキバイの料理法・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで、醤油煮)、生食(刺身)
    ヒモマキバイの醤油煮(灯台つぶの醤油煮) 小さなものを選んで買う。ザルに入れて流水でざくざくと洗う。水分をよくきり、水・酒・醤油で10分くらい煮る。煮ても硬くならず、わたに甘味がありとてもおいしい。

    ヒモマキバイの塩ゆで(灯台つぶの塩ゆで) 貝殻を流水などで洗う。これを塩水で煮て身を取り出す。内臓などについた消化中のものや砂などを流す。これを適当に切る。そのまま食べると貝らしい風味があって柔らかくておいしい。柑橘類が合う。
    ヒモマキバイの刺身(灯台つぶの刺身) 貝殻は割ってしまう。内臓を取り、足だけにする。ボウルなどに入れてぬめりをもみ出す。仕上げに塩で揉む。これを薄くそぎ切りにする。マツブ(エゾボラ)と比べると食感や甘味では劣るものの、かなり美味である。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)、『北の貝の仲間たち』(樋口滋雄)
  • 主食材として「ヒモマキバイ」を使用したレシピ一覧

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