タイセイヨウアカウオ

Scientific Name / Sebastes norvegicus (Ascanius, 1772)

タイセイヨウアカウオの形態写真

最大で100cm TL になるが、普通は40cm TL 前後。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カサゴ亜目メバル科メバル属

    外国名

    学名

    Sebastes norvegicus (Ascanius, 1772)

    漢字・学名由来

    漢字 大西洋赤魚 Taiseiyouakauo
    由来・語源 「赤魚」、すなわちアラスカメヌケに似て大西洋にいる。
    Sebastes marinus (Linnaeus, 1758)はシノニム(Synonymised names)。

    地方名・市場名

    モトアカウオ
    備考別名。 

    生息域

    海水魚。水深100-1000m。
    ヨーロッパ スペインからノルウェー、グリーンランド、スバーバル諸島、バレンツ海、北米大陸北部東沿岸、カナダ、ニュージャージー。

    生態

    基本情報

    大西洋北部に生息する赤いメバル属。アラスカメヌケと同様に「赤魚」として流通している。内臓を抜いた状態のもの、フィレなどで流通する。加工品の「粕漬」材料としては最近、アラスカメヌケよりも見かける機会が多い。

    水産基本情報

    市場での評価/基本的に冷凍フィレ、粕漬の原材料として流通する。輸入魚としては比較的高い。
    漁法/底曳き網
    産地/グリーンランド、スペイン、アイスランドなど


    冷凍切り身 セミドレス、切り身で流通している。

    選び方

    ほぼ冷凍流通なので解凍していないもの。

    味わい

    旬などは不明。
    詳細は不明だが、アコウダイや目抜け類と同じだと思われる。
    身は緻密で身割れしやすいが煮ても硬くならない。皮は薄く柔らかい。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    タイセイヨウアカウオの料理法・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)、焼く(塩焼き)

    タイセイヨウアカウオの煮つけ 冷凍切り身を自然解凍、水分をよくとる。湯通しして冷水に落とし、霜降りにして水分をよくきる。酒・砂糖・醤油・水の地を沸かした中に入れ、時々味加減をして煮上げる。くせのない上品な味わいの中に脂からくるこくを感じる。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    粕漬など漬け魚、惣菜類。
    赤魚の粕漬 本種は漬け魚になることが多いが、特に粕漬の材料として重要。主に宮城県で加工されている。宮城県石巻・塩竃は北洋などの魚の古くから加工地で、加工会社が非常に多い。
    赤魚の粕漬を焼く 粕は洗い落とすのではなく、手でこそげとる。粕をどれだけ残すかは、銘々の好みだ。焦がさないようにじっくりと焼き上げる。焼き上がりが柔らかく、ご飯にも酒にも合う。

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    参考/Fishbase
  • 主食材として「タイセイヨウアカウオ」を使用したレシピ一覧

関連コンテンツ